片道9時間の道のり・・・。

      雪。    ずーーーと降り続いています。

先回の日記にも書いたように、昨日は、大雪の中、
福井県まで、桐たんすのお届けに行ってきました。

天気は、前日からの大雪が止むことはなく、一日中
雪が降り続く天気。
普通ならば、天気の回復を待って、お届けに行くのですが、
どうしてもその日に持って行かないといけない理由が・・・。

職人さんや、親方からは、「おい、大丈夫か?」と言われながらも
行くしかないのでした・・・。

そして当日は、午前5時起床、出発。
予想通り、雪がいっぱいの道路を、雪をかけ分け
高速道路までいくのですが・・・。

しかし、そこには「上越から能生まで通行止め」の表示が・・・。
でも、行くしかないので、とりあえず行くだけ、行こうと。
もしかして、行くまでに通行止めが解除になっているかも・・・。
なんて、甘い考えもよぎったりして・・・。

しかし、そこは雪国。
高速道路に乗ってからは、忘れかけていた雪国の教訓が
次から次へと、襲いかかってくるのでした。

10分も走れば、ワイパーに付いた雪が固まりになり、
前が見えなくなる。
その都度、危険を顧みながら、路肩やパーキングに車を止め、
大雪の中、ワイパーに付いた雪を取る作業を繰り返すのです。

そして、ゆっくりと夜が明けてきた頃、
通行止めの上越市で国道に降ろされることに。
そこからは、国道8号線を約30km、次の次のインターまで
走るのです。

高速から降りた車でごった返す国動8号。
目指すインターまでは約1時間。
やっとの事で着き、ETCのゲートをくぐったのに、
なぜか、進まない?
そして、その場に停車して1時間。
外は、しんしんと雪が降る・・・。

数台前の大型トラックが、高速の進入道路で横転し、横に
なっているとのこと。
ここまで着たのに、Uターンして、高速を出て、次のインターで
高速に乗って下さいとのこと。
おい、おい・・・・。
この時点で、出発から5時間が経過していましたが、まだ、
新潟県を出ていませんでした。

そこから走ること1時間。
やっと高速に乗り、雪道を慎重に走りながら、福井県へ
向かいます。
途中、お昼を5分で済ませ、休憩もそこそこに走り続け
目的地福井県へ着いたのは、午後2時。
早朝5時に出発してから、9時間の長い、長い片道でした。

桐たんすをお届けしたら、早くも、帰りのことが気になります。
お届けし終え、時計を見たら午後3時。
早くしないと日が暮れる時間です。
「帰りは、何時間かかるんだろうか・・・」

でも、帰りは福井から富山までは雪が少なく、
順調に来れましたが、新潟県に入った糸魚川からは
まだ、高速は通行止め。
ホント、丸一日、高速は通行止め。
どのくらい、雪が降ったでのでしょうか・・・。

その後、またまた、高速を降ろされ、国道を走ること約2時間。
時速20kmほどの速度で、のろのろと動くしかないのでした。

もう、ここまでに運転している時間は約15時間ほど。
意識はもうろうですが、道路がツルツルなので、緊張せざる
得ないのです。

そして、またまた高速に乗り、何とか自宅まで到着したのでした。
帰りは行きよりも早い7時間。
帰ってからの、一杯のビールは格別な味でした。

行きは9時間、帰りは7時間。
一日、16時間の運転は、生まれて初めてです。
運転免許を取ってから、もう、23年も経つのですが
こんな経験は初めてです。

今年の特徴は、短時間にどっと降る傾向かも知れません。
でも、その疲れも癒えないまま、
明日は富山県まで、弟と2人で、桐チェストのお届けです。

高速は大丈夫みたいですが、明日は、何時間かかるのでしょうか。
気をつけて行ってきます。

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