2009年4月23日 読売新聞取材

桐の蔵
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2009年4月23日 読売新聞取材

2009年4月23日 読売新聞取材

桐たんす再生 洋室向けデザインに

全国生産の7割を占める加茂市一帯の桐たんす。生活スタイルが和室から洋室に変わり、家庭で使われなくなった古い桐たんすをモダンなデザインに再生するビジネスが注目されている。

景気の悪化にも関わらず、全国からの注文が殺到しており、三カ月待ちという人気ぶりだ。

桐たんす製造の桐の蔵(田上町)。戦後創業した同社の三代目社長、桑原隆さん(41)は約十年前、ゴミ置き場に捨てられていた桐たんすを見つけた。

「嫁入り道具の桐たんすには、思い出が詰まっているはず」と再生を試みた。加茂市周辺の桐たんす業者は、和服や和室の減少に伴い、十年前から、倒産、廃業が相次いだ。

最盛期の昭和30年~40年代に200を超えた工房は現在、田上町を含め、30軒を残すのみ。桐たんすと共に、洋風家具の「桐チェスト」も製造する桑原は、古いたんすを補修し、金具を取り換えるなどして洋室にも合うデザインに生まれ変わらせる。

インターネットなどを通じ注文が全国から寄せられる。「家を建て替えたので、たんすも新しくしたい」「両親の形見のたんすを受け継ぎたい」お客の声に桑原さんは「たんすの数だけ物語がある」と感じる。

新品の桐たんすは平均、50万~100万と高価だが、再生は平均15万~20万円、高くても30万円程度。どう直してほしいか、要望を聞きながら作業を続ける。

桑原さんは「日本の伝統工芸が景気の動向だけで簡単になくなってしまうのはつらい。文化を絶やさないよう守りたい」と意欲を示す。

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