長男、病院実習へ。

 雨のち曇り。  やっと梅雨入りした新潟です。

桑原家の長男いさみ22歳。
現在、新潟市内の医療系の大学4年生。
来春の国家試験、そして就職を決めるべく、今週から長野県の総合病院へ
実習に出かけて行きました。

目指すは、「理学療法士」

それを目指すキッカケは、彼が中学時代に負った怪我から、そこで出会った
理学療法士さんが、彼をそうさせたのかも知れません。

実は、いさみは、小学校1年生から地元のクラブでサッカーを始め、
その友達が、そっくり加茂中サッカー部へ繰り上がったという年でした。
先輩も同様、みんなが厳しいなりに気心知れた仲間でした。

そんな中、いさみが中学2年生の5月でした。地区大会を控えた時期に、
新潟市内で某中学校との練習試合で、相手とヘディングで競り合い、
体勢を崩して、頭と腰を強打し、救急搬送されたのでした。

その日、私は桐たんすの展示会中、嫁さんは小学校の運動会で役員として
関わっており、長男の試合には、二人とも行っておらず、嫁さんの携帯に
連絡が入ったのでした。

連絡を受けた嫁さんは、新潟市内の救急病院へ。
手当てを受けて出てきた長男いさみは、車いすだったと言います。

幸いにして頭は何ともなかったものの、腰を強打しており、そこからが
長い腰の怪我との戦いが始まったのです。

いろいろな病院や、マッサージ、整骨院などにも通いましたが、
改善は見られず、「どうやら、あの病院の整形外科が良いらしい」と、
たまたま耳にした新潟市内の病院へ行くことに。

そこで、名医と理学療法士との出会いがあったのです。

その後は、約5か月ほど通ったでしょうか。
診察を受け、その後、リハビリを行う部屋で、担当の理学療法士さんと、
付きっきりで30分以上、ストレッチなどのリハビリを行っていくのです。

その担当の理学療法士さんが、優秀でした。
早くサッカーがやりたい長男の焦る気持ちと、現状の体の状態を
見極めたアドバイス。

まだ痛みがある場所から、どこが痛んでいるのかを見極める感覚というか、
診察。

この怪我を負ったことで体験した、理学療法士さんという職業に、
彼はあこがれたのでしょう。

中学を卒業する時の、卒業アルバムには、将来の夢はすでに
「理学療法士」になる!と、書いてありました。

その後は、中学校3年の時に、加茂中サッカー部は、新潟県大会で準優勝、
北信越大会に進み、加茂中サッカー部の歴史を塗り替えました。

高校へ進学した後も、彼の夢はずっと、理学療法士だったのでしょう。
嫁さんから聞いた話によれば、高校3年生の担任は、彼が受けた大学は、
推薦もしないし、絶対無理です!という話だったらしいです。

彼は、ホント無口で、家に帰ってからも私たち親にあれこれ、話をするような
タイプではないので、私達も、どうなるのかホント、不安でした。

それが、ふたを開けてみれば、合格!
その後は、夢に向かって一直線でした。

昨年は、群馬県の総合病院に3週間の実習体験。
そして、今回は、長野県の総合病院に、約3か月の実習体験です。

病院の近所にアパートを借りての実習だそうです。

親としては、あれこれ心配になりますが、もう22歳。
私達も子離れして、彼の夢を見守りたいものです。

来春の国家試験にパスしないと、就職も実現しないようです。
自身の夢に向かって、頑張ってほしいものです。

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