柾干し、終わりました。

   晴れのち曇り。 午後からは曇ってきました。

3月末に仕入れ、その後、地元の製材所で製材してもらった桐板のうち、
並板は連休前に干し終えたのですが、柾板が残っており、そのうちに・・・と
思ってゆっくりしていましたが、先日、親方から「柾干したんか!」と・・・。

ちょっと、バタバタしていて、まだ干してない!って答えたら、
「はよ干せ!」何してる!、柾がダメになるねっか!!とお叱りを受け、
今日、職人さん皆で、柾板を干してきました。

桐の板は、「並板」であろうと、「柾板」であろうと、全て職人さんの手で
一枚一枚干していきます。

これだけは、機械化なんて出来ませんし、桐たんすづくりは、ここから始まるんだよな。っていう、始まりの作業が「板干し」です。

ここから、約1年以上、雨や雪、日光に当てながら、桐の「渋」を抜き、
その後は、乾燥した桐板を倉庫で落ち着かせてから、初めて桐たんすの材料として
使える桐になるのです。

この作業で、今年の春の板干しはこれで終了。
梅雨前に干し終えて、完了しました。

梅雨の季節の暖かい雨が、一番「渋」が抜けるので、毎年のことながら、
何としても梅雨前に板干しの作業を終えたかったので、やっとホッとしました。

明日からはまた、雨の予報。
これが恵みの雨になると思います。

今日も、一日、ありがとうございました。

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