小学生と一緒に・・・。

     雨。   この日記、昨日書いたんだけど、ない!再度挑戦!!

今年の4月29日(みどりの日)
毎年、桐を植える運動(心の苗を育てる会)の植樹祭の
日でした。

毎年、家族で参加していただいている佐藤さんが、突然、
「桑原さん、ちょっとお願いが・・・」と。
聞いてみると、自分の学校の児童に、桑原さんの仕事と、
心の苗の活動を、話してくれませんか?というお願いだった。
(その時、初めて佐藤さんがし小学校の教頭先生だったと知りました)

で、その時は、「えーーー、何とかなるか?」ってな感じでお受けしたのですが、
後日、打ち合わせの段階になって、小学校の5,6年生を前にして、
「職人」として、「桐の蔵の社長」として、「心の苗の代表」として、
の3つの事を、子供たちに伝えてほしい。と言われたのです。

で、昨日が、その当日。
事前に打ち合わせをしていただき、子供たちには
以前、NHKから取材を受けた「小さな旅」という番組を見て
もらっていました。

さすがに最初は、私も、子供たちも緊張しましたが、
佐藤教頭先生の素晴らしい進行で、難なく、終えることが
出来ました。
佐藤先生、ありがとうございました。

途中、子供たちには「カンナ掛け」の体験をしてもらったのですが、
それは、それは盛り上がりました。
まずは、私の模範を見てもらい、その後、体験してもらったのですが
意外にも上手い!!!

多分、カンナ掛けは初体験だと思うのですが、
なかなかのものでした。

そして最後に、「心の苗」の話をして質問を受け、まとめの段階に
なった時でした。

佐藤先生が、「桑原さんにとって、仕事とは?」何ですかと・・・。

最初に言われたときは、「えっ・・・・」って、言葉に詰まりましたが、
その瞬間に、浮かんだ答えがこれでした、

「伝えること」

「桐たんすの伝統を」、「職人の技術を」、「お客様への思いを」
そして、「感動を」。
私にとって仕事とは、まさに「伝えること」なのかと。
その時に思いました。

私がそれを言う前に、先生が生徒さんに、
「桑原さんにとっての仕事とは何だろうね}と投げかけたのですが、
その時の生徒の答えが素晴らしいものでした。

ある子は、「伝統を守る」と、(オーーー近い!!)
また、ある子は「「こだわりを持つ」と、(スゲーーーー答え!!!)

なんで、子供たちって、こんなに鋭いのでしょうか?
まだ、会って数十分しかたっていないのに、
全てが見透かされているようでした。

いやーー、それにしても、依頼された私が、
勉強になったいい経験でした。

お世話になった佐藤先生、そして5、6年生の皆さん。
本当に、ありがとうございました。

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