別注の洋服たんす製作中・・・。

   晴れ。     今日は穏やかな天気でした。

今、工房では、関西地方のお客様のご注文である、
洋服たんすの製作の真っ最中。

このお客様とのご縁は、京都での展示会でした。
その後、いろいろとやり取りさせていただき、洋服たんすの
ご注文を昨年頂いた。

この洋服たんす。別注というだけあって、ホント、すごい!!
ご注文を頂いたお客様は、この洋服たんすに
何十着とある、毛皮のコートをしまうという。

昨年には、ご自宅まで伺わせて頂き、毛皮の重さや、
たんすの大きさを確認させていただいたのだが、
その毛皮には、正直、参った。

だって、○○○○ですから・・・。

この洋服たんすは、幅1800mm、高さ1920mmとう大きさ。
それも、横幅は900mmたんすが2つ並ぶという作り。

木取りという、段取りがまずは大変だった。
価格が価格なので、材料選びから厳選して、最高の
板を選び出す。

そして、各パーツになる部材を作り、今は、職人「横山松雄」が
汗だくで、一生懸命製作中だ。

多分、手作りでは、ここまでの大きさは限界かもしれない。
必死にカンナをかけ、すき間もなく仕上げる技術は、ホント、
見ていて惚れ惚れする。

だから、桐たんす職人の技術は、世界に誇れる技術だと思う。
それ位、高度な技を持ち、お客様の声に応えているのだ。

これから、仕上げの工程に入る段階だ。
またまた、これも緊張の連続です。

そう、でも、お客様のご自宅に納まるまでは、
緊張の連続ですから。

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