2008年 1月 の投稿一覧

別注の洋服たんす製作中・・・。

   晴れ。     今日は穏やかな天気でした。

今、工房では、関西地方のお客様のご注文である、
洋服たんすの製作の真っ最中。

このお客様とのご縁は、京都での展示会でした。
その後、いろいろとやり取りさせていただき、洋服たんすの
ご注文を昨年頂いた。

この洋服たんす。別注というだけあって、ホント、すごい!!
ご注文を頂いたお客様は、この洋服たんすに
何十着とある、毛皮のコートをしまうという。

昨年には、ご自宅まで伺わせて頂き、毛皮の重さや、
たんすの大きさを確認させていただいたのだが、
その毛皮には、正直、参った。

だって、○○○○ですから・・・。

この洋服たんすは、幅1800mm、高さ1920mmとう大きさ。
それも、横幅は900mmたんすが2つ並ぶという作り。

木取りという、段取りがまずは大変だった。
価格が価格なので、材料選びから厳選して、最高の
板を選び出す。

そして、各パーツになる部材を作り、今は、職人「横山松雄」が
汗だくで、一生懸命製作中だ。

多分、手作りでは、ここまでの大きさは限界かもしれない。
必死にカンナをかけ、すき間もなく仕上げる技術は、ホント、
見ていて惚れ惚れする。

だから、桐たんす職人の技術は、世界に誇れる技術だと思う。
それ位、高度な技を持ち、お客様の声に応えているのだ。

これから、仕上げの工程に入る段階だ。
またまた、これも緊張の連続です。

そう、でも、お客様のご自宅に納まるまでは、
緊張の連続ですから。

一年の計は・・・。

   曇りなのか、晴れなのか?雪も・・・。

今週末、今年初めての展示会が始った。
最初は、毎年の事ながら、地元、新潟市から。

でも・・・・。

正直に言う。
昨日までは、結果が出なかった。

展示会前には、新人、石山君の記事が地元の新聞に紹介され、
またまた、それが他の新聞でも取り上げられたお蔭もあり、
初日から、多くのお客様にお出かけいただいた。

それは、本当にありがたいことだ。
そして、多くのお客様にお出かけいただく事は、
最終日の今日まで続いた。

今回の地元、新潟市での展示会は、ひっきりなしに
お客様が来ていただいた。そんなことって今までには
あまりない、出来事だった。

でも、昨日までは・・・。

そして、最終日の今日、それは弾けた。

朝一番から、多くのお客様。
そして、フル回転での接客。
どう、もがいても、私と弟、二人だけの接客には限界があります。

それでも、一組、一組のお客様には、精一杯の接客を
させていただいたつもりでした・・・。

混雑の中、お帰りになられたお客様には、本当に申し訳なく
思っています。
申し訳ありませんでした。

ありがたいことに、ふっと、一息つけたのは、午後3時でした。
やっと、遅い昼食を食べ、暖かいコーヒーを頂きました。

でも、私たちは、こうしたお客様に支えられているのです。
今回は、お求め頂いたお客様、又は、お求めいただけなかった
お客様に限らず、本当に、素晴らしいご縁を頂きました。

私も、弟も、かなりの数のお客様と接し、いろいろなお話を
させていただきました。
それが、今後、どう生きてくるのか?
どう展開するのかは、分かりませんが、とっても、充実した
三日間であったことは、確かでした。

今年最初の展示会。
一年の計は?ともいえる展示会でした。

今回、お話させて頂きました多くのお客様には、本当に、
感謝しています。
ありがとうございました。

この展示会が今年の始まりです。
来月は、名古屋、そして東京へと伺わせて頂きます。

どうか、今年も良きご縁がありますように。
小雪舞う、新潟の地より・・・。

追伸
   本日、めでたく、私、40歳の誕生日を迎えました。
   これで、やっと、おじ様の仲間入りでしょうか?
   40歳という響きは、なぜか、特別なものがあります。
   
   当然ながら、社会では、責任を求められる年代ですし、
   仕事が、一番脂に乗ってくる年頃かもしれない。
   でも、そんな自覚さえ、まだ、ない!というか・・・。
   
   ありがたいことに、嫁さんはケーキでお祝いしてくれました。
   40歳ですけど・・・。
   嫁さんにも、感謝です。

新潟日報朝刊、そして・・・。

  大荒れ。 雪と突風と・・・。

昨日、ここで書かせていただいた通り、今朝の新潟日報に
桐の蔵の新人・石山君の記事が載った。

天気の良くない今朝は、日が昇るのが遅い。
普段は目覚ましも掛けないので、何とか、6時半過ぎに起きた。
そして、すぐに新聞。
思わず、その記事を探した。

すぐに、分かった。
記事はカラーで、そのボリュームも結構あった。
そして、読み進むに連れて、「いい記事だ!!!」と感じた。

そのお陰もあり、午前中は、問い合わせの電話追われた。
ホント、ありがたいものです。

そして、この記事を見てなのか?
日本経済新聞の記者さんから、電話があった。

電話での取材だったが、明日の日経に少しですが載るみたいです。
多分、イベントの紹介みたいな載り方だと思うのですが・・・。

でも、これで、明日からの展示会は、全力投球です。
何とか、大荒れの天気が良くなりますように。

いよいよ、始ります・・・。

   曇り、時々、晴れ。  どうやら週末は雪みたい・・・。

昨年の11月で終了していた、桐の蔵の展示会が、
いよいよ、今週末から始ります。

まずは、地元、新潟市からと言う事で、今週末は
25日金曜日の午後から、27日日曜日までの2日半です。

約2ヶ月の間、展示会とはご無沙汰だったので、何だか、
体が、展示会の現場を欲している。
年間を通して、毎月、約2回もの展示会を行ってきたので、
体が、展示会モードになっているのかも。

でも、展示会って、ホントに楽しみであり、苦しみであり
そして、ドキドキもする。

もう、何年間とやってきたのだが、いつになっても
この気持は変わらない。
とかく、県外に行けば尚のことだ。

一年の最初の展示会は、どんなご縁があるのだろうか?
そう、思うだけでも、ワクワクするし、ドキドキする。
でも、私、根っからの現場主義だと思う。

とっても、デスク向きではない。
なんてったって、現場です。

金曜日からの新潟での展示会。
どうぞ、HPトップの次回の展示会をご参考いただき、
会場である、新潟テルサにお出かけ下さい。

追伸
明日(24日)の新潟日報朝刊に、昨日、書かせていただいた
新人、石山君の記事が載るそうです。
私は出ませんが、県内の方限定ですが、ご覧いただければ
幸いです。

公式デビュー、か・・・。

    晴れ。    きょうも暖かかった。

昨日、地元の新聞「新潟日報」さんから、桐の蔵の新人
「石山君」を取材したいとの電話が入った。

そして、今日、その取材で記者さんと、カメラさんの
2人の女性(美しい)が工房にやって来た。

私との取材は数分で終了。
当然、今回のメインは新人「石山君」である。
うーーーん、しっかり受け答えできるんだろうか?などと、
大卒の彼を捕まえて、余計な心配だったと思う。

彼が取材されているとき、私は、午後から出かけるので、何とか、
それまでに仕事を終わらせたいと、必死だった。

石山君との取材は、以外と長い。
その後は、仕事中の写真に移る。
さすが、新聞社。
しっかりしている。

約1時間の取材が終わり、最後は、私も少し話せる時間も
あったが、何せ、メインは石山君だったから、会話も
そこそこに、終わってしまった。

その後、私は、出かけてしまったので、石山君との
話も出来なかった。
何、聞かれたんだろう・・・。

記者さんに、「いつ、掲載ですか?」と聞いたのだが、
はっきりとした返事は聞けなかった。

新人、石山君の公式デビューはいつか?
明日から、新聞を気にしながら見るしかない・・・。

まっ、、、、参った・・・。

   雪。   大雪のち、曇り。 時々、日差しも出ていました。

新年もいつもどおりに、嫁さんは工場で手伝ってくれる。
昨年からは、帳簿も母から教えてもらい、現場と帳簿とで、かなり、
ヘトヘトになっているみたい。

午前中は現場。
午後は、帳簿といった感じで、午後3時前に仕事を終え、ダッシュで、
次男たっくんをお迎えに行く。
そんな毎日が続いている。

で、今日。
午前中、現場での仕事の最中、積み上げていた板が少し傾いたので、
それを直そうと、二人で板を持ち上げていた。

ふとした瞬間、私が持ち上げた板をひっくり返そうとしたら、
「カーーーン」と何かにヒットした感触。

見たら、目の前で嫁さんがうずくまっていた。
返そうとした板が、嫁さんの鼻に直撃したらしい。

覗き込むと、嫁さんの鼻からは鼻血と、目からは大粒の涙が・・・。
かなりの痛みみたい・・・。
下の事務所で休むように言うが、それどころではないらしい。

すぐにティッシュと、ハンカチを濡らしてきて鼻に当てた。
2階の職人さんの休憩室で、ずーーーーーーと泣きながら痛みを
必死に耐えていた。

「すみません・・・・。」

当然、わざとではないのだが、何せ、板が長かったので
ひっくり返そうにも、なかなか、うまくいかなかったのだ・・・。

お蔭様で、何とか、大事には至らなかったが、
「大事な顔に・・・」と、ブツブツ言われたのは言うまでもない。

そんなに厚い板でなかったのも幸いしたかもしれない。
しかし、気をつけないといけない。
何が、凶器になるのかわかりません。

今日は、とりあえず午前中で帰宅。
大丈夫かな?鼻・・・。

三ヶ月を経て・・・。

   曇り。    朝は寒かったな。

新人君が桐の蔵に来てから、今日で、三ヶ月が過ぎた。
最初の約束で、三ヶ月間は見習いの契約だった。

そして、今日、仕事を終えて三ヶ月目の面接を改めて
行った。

「どう?」三ヶ月経って・・・・?って聞いたら、
笑って答えてくれた。

「これからも続けたいです」と・・・・。
正直、最初は、どうなるかと思った。
使い物にならないかも?と、何度、思ったことか。

でも、真面目に働いてきた。
怒られても、必死になってやってきた。

ここでは、あまり褒めないが、三ヶ月経った今は、
何とか、使える・・・・と思う。
根は、真面目な子だ。

できるだけ良い所は伸ばしてやりたい。
悪いところには、目をつむって・・・。

三日、三ヶ月、三年。という。
この月日が、ターニングポイントみたいだ。

当然ながら、まだまだ、半人前にもなっていない。
これから、じっくりと伸びてもらいたいものです。

祝・成人おめでとうございます。

    雪。

今日は、大雪の新潟を後にして、群馬県太田市まで
桐たんすをお届けに伺う。

昨日からの雪が道路に積もり、今日は、久しぶりに
緊張した朝。
朝は、ゆっくりめの午前7時30分に出発。
でも、路面は凍り、ツルツルの状態。

慎重に運転し、高速道路まで行く。
さすがに高速に乗ったばかりの頃は、何とかなったが、
それは、雪国。
走るに連れて、段々と、雪深くなってくる。

群馬県との県境、湯沢町に近づくと、今シーズン初めての圧雪。
それに加え、霧で前方がまるで見えない。
これが、雪国の運転です。

でも、関越トンネルを抜けるとそこは、快晴。
これだから、雪国は・・・。

そして、快晴の群馬県太田市へ。
事前に、Hさまから、今日は、成人式なのと教えていただいていたので、
少し、時間をずらして到着。

今回のH様。
御嬢様の成人式にあたって、着物をしまう桐たんすをご注文
頂いたのでした。

ご自宅は、ムクの木材と塗り壁をふんだんに用いた
素晴らしいご自宅。
玄関までのアプローチがおしゃれ。

当然ながら、別注の桐たんすも問題なく納まり、
美味しいコーヒーを頂いた。

残念ながら、成人式に出席している御嬢様にはお会いできなかったが、
奥様とは、色々なお話をさせていただいた。

H様。
ありがとうございました。

当然ながら、帰りも大雪。
今日は、連休の中日と言う事もあり、高速は、スキーに出かける
行楽客で、大渋滞。

この雪は恵の雪だったでしょう。
明日は、桐の蔵もお休み。

ゆっくりとお休みしたいものです。

看病のお礼に・・・。

   雪、のち、晴れ。    以外に暖かかった日でした。

今日は、新年、最初の桐たんすのお届けに、新潟県の下の
方、上越市まで行ってきた。

実は、このお客様、昨年の上越市での展示会で、ご夫婦で
お出かけいただき、その時は、お求めいただけなかったのだが、
後日、お電話いただき、その時のお話のまま桐たんすを
お求め頂いたのだった。

この桐たんす、結構、特殊というか、別注。
着物が多いお客様らしい、オーダーのたんすでした。

そして、お届けに上がり、お部屋に桐たんすを飾り、
お茶を頂いていた時、ご主人が話し出しました。

「私、病気が出てから、今月で一年になるんです」と・・・・・。

でも、全く元気そうなご主人の話に、奥様も加わって、
一緒にお話を聞いた。

昨年の1月と、4月に病気が出て、2回の入院生活を経験した。
そして、その間、ずーーーーと、奥様が一生懸命看病してくれたという。

ご主人様は、その看病のお礼に、奥様に、桐たんすを贈ったのでした。
この話を初めて聞き、ホント、ジーーーーーん、胸に響きました。

ご主人様は、歯医者さん。
生まれてこの方、病気なんてした事がなかったという。
それが、昨年のお正月。
突然の病に襲われたのでした。

でも、この奥様。
本当に、明るく、素敵なおばあさんという感じ。
ご主人様を立て、その後に、そっとついているという感じ。
これが、昭和の女性って、感じでした。

でも、「看病のお礼に、桐たんすを贈る」
奥様思いの素晴らしい、ご主人でした。

K様。
本当に、ありがとうございました。
いつまでも、お元気で。

筋肉痛の仕事・・・。

   曇り時々、雨。    雷も鳴っていました。

なぜか?今朝おきてから、ももが張っている。
運動した訳でもないのに、どうしたんだろうか・・・?

工場の階段を上り下りするだけでも、ももがピクン!として
今こうしているだけでも、ももに緊張感が走る。

しばらくして気が付いた。
そう、昨日は、オーダーの入ったチェストの色を
ブラックに塗る作業があった。

この作業、本当に、神経を使う。
でも、本来、ももは使わないはずなのだが、
昨日、塗りに入ったチェストは、結構、大きめ。
塗る作業も、体全体を使って塗らなければならない位の、
大きさだった。

だって、確か、塗った後は、体全体で息をしてしまったほど
だったと思う。
それ位、緊張していたし、気が張っていた。

そもそも、これくらいでももが張る。なんて言うのは、
鍛え方が足りないのか?、またまた、体が甘いのだ。
他の人から言わせれば、「こんな仕事で、なんだ!」って、
感じだろう。

まあ、お正月休み明けのなまった体の影響も、あったかもしれない。
でも、・・・。

今年は、少し、鍛えますか。
まずは、ウォーキングからだったりして・・・。