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父親の威厳。



   雨。   しとしと、と・・・。




「最近の父親って・・・」と、
今日のお昼休みの時間、母が何気ない会話の中で
そんなことを言った。


何の会話の時だったのか、思い出せないが、
母は、私のようなの年代の父親が、家庭で大切にされない
事に対して、あまり良く思っていないような、会話だった。


確かに母の年代では、その家庭の父親は、絶対だった。
私が小学生のときなんて、桑原家の長である、祖父の夕食には、
必ずと言って良いほど大好きだった「お魚」は2匹付いていた。


私が、「何で2匹も・・・」というと、「当たり前でしょ」
と、怒られたものだ。


今の我が家では、そんなことはない。(たまにはある・・・)
確かに、食事は子供優先。(子供が多いから)
みんなの夕食の時間よりも、遅く帰ってくる父の
夕食は、子供の残ったものか、子供たちが食べないものだ。


でも、私の好きなものは作ってくれているので、全く不満はないが、
母の言うような、家長制度は、今では、ほとんど
見当たらなくなってしまった。


時代が違う。といえば、そうなのだが、
それも悲しい気がする。


私自身、父親の威厳なんて全く持っていないし、
それは、私には、まだまだ遠いものだと思っている。


子供たちは、私をどう見ているか分からないが、
多分、「仕事ばっかりして・・・」とか、「いちいちうるさい」
と、思っているに違いない。


「父親の威厳」
響きのいい言葉だと思うが、
今の時代、なかなか、そうなれない。


昔、テレビでは「寺内貫太郎」なんかが、そうだっと思うが、
そんなドラマさえも、今では、不自然な時代になった。


今でもはっきりと思い出してしまう、桑原家の家長だった
祖父の存在を。
あの存在感は、何だったのだろうか?


その存在こそが、「威厳」だったのかもしれない。




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2007年12月18日 21:16に投稿されたエントリーのページです。

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