2007年10月16日

相見積もり。



   晴れのち、曇り、一時、雨。   変わりやすい天気です。




ここ数日、桐の蔵の展示会でご縁をいただき、
お見積もりを出させていただいたお客様と、お電話で
お話させて頂いている。


私たちが作る桐のたんすは、世間一般で言えば、高価な
作品である。
ですから、お決め頂く場合、ある程度、前もって作品を
絞り込んでいるお客様は、以外と早くに作品を決めて
お求めいただける場合も多い。


しかし、何せ、高価なものであるから、じっくりと考えたい。と言う
お客様も、少なからずいる。


それは、そうだ。
私がその立場だったら、百万円単位の買い物を・・・と、考えると
確かに、考えるかもしれない。


今回のお客様の単価も、結構、高い。
ですから、じっくり考えたいと言う事で、一ヶ月後の
お返事待ちとさせていただいた。


そして、そのお返事を聞くべく、お忙しい中、お電話をさせていただく。
お答えは、「他のお店も見てみたい」とのお答えだった。
展示会でも、その事はお聞きしていたので、じっくり見て、考えて
お答えをお聞かせください。と、お話させていただいた。


結果は、私たち、「桐の蔵」と、その家具店様との相見積もりと
なった。


でも、選択するのはお客様であり、我々が、どうこうできる問題ではない。
確かに、高価なものなので、相見積もりは、比較と言う点では、
一つの手段だと思う。


現に、私も「相見積もり」はよくするし、特に、高価なものであれば
尚のことかもしれない。


前にも書かせていただいたが、日本国内には、数箇所の
桐たんすを製作する場所(地域的に)がある。


決して自慢ではないが、新潟県・加茂市で製造される桐たんすの
レベルは、他産地に比べても、間違いなく秀でていると思う。


私のところが一番なんて、言うつもりは本当にないが、
国(経済産業省)で、認められた、伝統的工芸品であり、その証である
伝産シール(金色の伝の文字があしらわれたシール)は、
一般のお客様が、桐たんすをお選びいただく一つの目安になるし、
このシールが貼られた作品は、逆にいえば、間違いがあってはならない。


高価な桐たんすをお求め頂くお客様の一つの目安は、間違いなく
その「価格」であることは、まぎれもない事実ではあるが、
それ以外にも、大切なところは多い。(と思う)


今回も、正直に言えば、桐の蔵で買っていただきたいのは、本心である。
でも、ここまで来ると、どうか、本物の桐たんすをお求め頂きたい。
ただ、ただ、それだけである。