2007年10月 1日

再び、丸太が・・・。



   晴れ。     秋晴れ。




先週、職人さんみんなで数年干した「桐板」を倉庫に入れ、
そして、新たに山で仕入れてきた、新しい桐丸太を製材した
板を干したことは、ここで書かせていただいた。


今日、またまた、桐丸太を製材したばかりに桐板が、
トラックに運ばれて、桐の蔵にやって来た。


10トントラックにして約3台分の桐板。
運び終わるのに、半日以上かかった。


桐の丸太を製材したばかりの匂いって、昔から嗅いでいるが
私にとって懐かしい匂いであるし、桐のみずみずしい匂いでもある。


製材したばかりの桐は、水分を多く含んでいるので、干す作業は
とても重い。
数枚の板を、肩に担ぎ、一枚一枚を丁寧にだった広い、板干し場と
呼ぶ場所に干していく作業は、根気の要る作業であるし、
本当に手間のかかる作業であるし、なんと言っても、
本当に、疲れる作業である。


もう、日本全国探しても、こんな事をしている産地は、
多分、我々の「新潟県・加茂市」しかないと思う。


桐たんすの産地も、全国、色々あると思うが、
桐の木を丸太で仕入れ、地元で製材して、その板を
人力と天日で数年間、干すという、気の遠くなるような作業を
私たちは、先代の頃から、ずーーーーと数十年間、やって来た。


今では、人工的に水槽に入れたり、人工乾燥機で干したりするところも
多いと聞くが、やはり、天日にこだわりたいと思う。


だって、干物でも、人工乾燥って、?だと思いませんか・・。
天日で干してこそだと思うのです。
それも、、乾燥機なのではなく、気が遠くなるような年月を
かけて、ずーーーと、外に干しておくのですから。


ここのところが、加茂・桐たんすの歴史と、特徴なのだと思うのです。
何事も、効率優先のこの頃。


私たちは、効率よりも、先代から受け継がれてきた技術を
大切にしたいと思っています。


いつまでも、この伝統が伝えられますように・・・。