総盆の年。

  曇りのち、雨。      週末は晴れるかな?
今日は、朝、工場で2時間ほど仕事をしてから、
弟と2人で、金沢まで、桐たんすをお届けに。
昨年の、新潟県上越市での展示会に、わざわざ金沢市から
お出かけいただいたO様。
今日は、本当にありがとうございました。
御嬢様のご結婚に際して、お着物専用の総盆(全て衣装盆のタイプ)
の別注品。
それも、お母様の思い入れもあった作品でした。
(後日、作業日記にて)
そして、御嬢様の総盆のたんすとは別に、奥様用に
小袖たんすもご注文いただきました。
重ね重ね、御礼申し上げます。
しかし、昨年の秋頃から、総盆と呼ぶ、きもの専用の
衣装盆ばかりのたんすのご注文が多い。
今月だけでも、今回の金沢のO様を始め、神奈川県のF様、
そして、東京都のI様と、なぜか続く。
職人・小池さんも、総盆多いね、と・・・。
このタイプの桐たんす、観音開きの長い柾目が必要なので、
とっても大変。
桐たんすの仕上がりは、ほとんどが材料の良し悪しで決まるが、
この総盆のタイプは、それが顕著なくらい、素材の材料選びに
神経を使う。
作る方の職人にとっても、気の抜けない作業と、技術が
続く作品の一つだ。
でも、ご注文いただくってことは、信用されている証。
これを裏切らないよう、精一杯、心を込めて
お作りさせていただきます。

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