音でわかる。

  晴れ。   でも、雪も降ったし、寒かった・・・。
弟が、勝手にブログを変えてしまった。
兄ちゃん、今日から、このブログだからって・・・
やり方は、後で、教えるからって。
おい!。
で、皆様。
大変申し訳ありませんが、新しいところからの再スタートです。
申し訳ありませんが、何卒、宜しくお願いいたします。
仕事をしている音で、その人が、どんな仕事をしているか、
プロの職人は分かってしまう。
私も、修行時代は、良く、それで怒られた。
突然、「おい、カンナの押さえ、もっと出せ}などと、突然言われる。
こっちは、「えっ、なんで!」と思うが、もうお見通しなのだ。
「音で・・・・・」
今でこそ、その意味も、その音も、そうだったな。
なんて、分かるが、その頃は、一生懸命だから、そんなことは、
全く分からない。
でも、道具を使っての仕事って、音で、大体が、分かったしまうんだな。
これが・・・。
私の仕事場(一階)で、仕事をしていると、その真上(二階)で仕事を
している、小野塚君の仕事は、手に取るように分かる時がある。
カンナをかける音は特に分かりやすい。
今日は、久しぶりに小野塚君の隣りで仕事をしたが、
ちょっと見ただけでも、気になるところがあった。
それも、やっぱり音が最初だった。
カンナの刃の出方が少ないのだ。
だから、ガタガタ音がするし、余計疲れる。
荒削りと仕上の、2つのカンナを持っているのだから、
荒削りのカンナの刃は、もっと出して。と言ったのだが・・・。
職人は、五感を研ぎ澄まして仕事をしている。
常に、周りを見ているし、その先の先までのことを考えて
段取りもする。
棋士なんて、その最たるものだろう。
「五感を研ぎ澄ます」
これって、職人として、とっても大事なことだと思う。

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