2006年 11月 の投稿一覧

桐たんすは8棹(さお)

週末の土曜日。
工場はお休みだったが、弟と2人で、桐たんすをお届けしてきた。
実は、このお客様W様は、今回で、桐たんすをお届けするのは
8棹。
正確に言うと、桐たんす8棹と、桐チェスト1本だ。
最初に、ご縁をいただいたのが、数年前。
御嬢様(妹さん)が嫁ぐお嫁入り道具として、桐たんすを3棹
(3本セット)、そして、そのお子様(お孫さん)が生まれたときに
赤ちゃん用に、整理たんすを1棹。
そして、数年後、お姉さんがお婿さんをもらうときに、
桐たんすを2本と、桐チェストが1本。
そして、今回、お姉さんと、妹さんが一緒に、お産。
それぞれ、お生まれになるお子様のために、整理たんすを
1棹ずつ、お求めいただいた。
ホント、お世話になりっぱなしだ。
改めて、お礼を言います。
「本当に、ありがとうございました」
でも、W様は、本当に気さくな方。
今後とも、お付き合い、よろしくお願いいたします。

親方は70歳

今日は、午後から担当の税理士さんが来る日。
3時頃に来ていただき、いつも通りに売上の
報告や、今後の見通しを話し合っていた。
その中で、親方の保険(だったと思う)が、満70歳で
打ち切りになるとの話が出た。
「え、、、、、70歳か・・・」
と、思ったら、明日で70歳!!!!
そう、親方は明日が、70歳の誕生日だった。
私が言うのもなんだが、とっても70歳には見えない。
まだまだ、現役で、職人さんとは負けないくらい働くし、
食欲も旺盛、そして、なんといっても、ガンガン飲む(日本酒、熱燗)
私なんかは、毎日のように怒鳴られる。(すぐに怒る、寺内貫太郎タイプ)
世間一般の70歳って、当に、仕事も引退し、悠悠自適の
隠居生活を思い浮かべるが、桐の蔵の親方は、そんなことは
似合わない。
多分、ずーーーーーーと、現役だと思う。
それ位、仕事が好きなのだろう。
親方の過ごしてきた時代を思うと、激動だったと思う。
昭和11年生まれ、昭和30年代の、桐たんす全盛の時代から、
その後、衰退する辛い時代を経験。
バブルの時代も、それほど華やかだった記憶もなく、
どちらかと言うと、仕事に追われ、辛い時代ばかりだった
記憶しかないのではないかと思う。
そんな親方も、明後日からは、広島まで、友人と一緒に
ツアー旅行。
そう、誕生祝って感じ。
この年まで、がむしゃらに働くって、たいしたもんだ。(と思う)
もうマイペースでやってって言うんだけど・・・
それが嫌いなんだよね。
根っからの職人なんだ。

転送電話の影響。

米びつの注文が多くなってから、工場の電話を転送電話の
契約を付け加えた。
工場がお休みの時は、私の携帯にかかってくるように
したのだが、これが、結構な頻度でかかってくる。
私としては、土曜日はかかってくるのは分かるとしても、
日曜日まで工場に電話がかかってくるのは驚きである。
かけてくるお客様は、工場だと知らない方や、日曜日も
やっていると思われるであろう(推測)とか、いろいろなのだが、
私としては、休日も携帯電話が離せなくなったのは、言うまでもない。
個人的には、休日の携帯電話には出たくない(休ませてよ・・)
っていう感じだが、電話ってかかってくる身としては、
出ざるを得ない。
まあ、それがイヤだったら転送になんてしなければいいのだが・・・
でも、転送電話にして良かったこともあるから、
差し引きゼロかも・・・。
こうやって、直接、お客様に桐たんすをお求めいただくことを
選択したからには、こんなことは言ってられない。
他のサービス業の方にしてみれば、当たり前のことかも
知れない。
昨日は、長男いさみのサッカーの試合会場で、どのくらいの
転送電話を受けたことか。
寒風吹きすさぶ、寒い一日。
何よりも、助かったのは、お客様の暖かな言葉の
お電話だけだったのが、救いだった。