2006年5月24日

木は動く。

私たちが使う材料は、新潟県の中でも雪深い、十日町市周辺で
育った新潟県十日町産の桐。

それを育てている高野さんのところに、親方と私が
見に行って直接仕入れてくる。
今年も、この桐は桐の蔵に敷地内に5月の連休前後に干された。

桐の丸太は製材所で、それぞれの厚さに製材(切って)
もらって、数年、自然乾燥で、外で干される。

だから、一枚一枚の板は、当然ながら合板ではなくムク板。
一枚板だ。

でも、一枚板は当然ながら、反る。

でも、その反りを計算しながら、使う場所を決めるのが
木取りの仕事。

ムク板は、木裏に反る。
だから、それを計算して反ってもいいように使う。

今日は、棚板(引出しが入る場所を支える板)が、反っているという
ので、確認してみる。
確かに、反対に反っている。

普通なら、この方向でいいのだが、こんな場合もある。
桐は、生きているから。

計算通りには行かない場合も多い。
それが、生きている木を使う難しさでもある。

木は人間と同じように、いろいろなタイプがある。
だから面白いし、長い間、付き合っていけるのだ。

合板の家具のように、人工的に作られた素材を使い、
極力、手間をかけないで作られたモノは、味気がない。(と、思う)

木を植え、育てる方とのお付き合いから始まり、
ほとんどが手作業で作り出されるモノ。
桐たんすになっても、生きていて、木は動くのです。

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