2006年 5月 の投稿一覧

気がつく・・・。

いつだったか工場で母が言っていた。
見習のO君。
落ちていた、かんなくずを拾ってきちんと、かんなくず入れに
入れていたと。
工場の二階は組み立てを中心としたところ。
そこの床には、当たり前のようにかんなくずが散らばっている。
でも、一通り段取りが終わるときちんとほうきで刷いてかたづけるが。
でも、一階は機械中心で、かんなくずはあまり落ちていない。
その場所は、ひょんな事からかんなくずが落ちていたらしい。
普通なら気づかないか、気づいたとしても気にとめない。
でも、見習いのO君は、さっと落ちているかんなくずを拾い、
捨てたのだった。
母は言う。
まだ来て、数週間なのに、気が付くねと・・・。
これって教えられて出来るものではないと思う(私は)
うーーーん。
何ていうか、育ってきた環境と言うか、親のしつけと言うか。
私がその立場だったら、出来ていたかどうか。
この見習君。
自慢するわけではないが、私から見てもいい線行っている。(あくまでも私は)
そりゃ、今日も失敗はするが、飲み込みは早い。
何ていっても、素直。
これがいい。
私とは一回り以上も若いから、憎めないし。
細かいところに気が付く。
これって、ホント、出来そうで、出来ないんだよね。

日本酒もまた、いい。

いつも仕事から帰っての晩酌は、いも焼酎。
最近の焼酎ブームに乗ったわけではない。
決して・・・。
私が始めて、いも焼酎を飲んだのは私が20歳の時。
もう、18年前だ。
東京のお得意先の大先輩に連れられて行った居酒屋。
それが、鹿児島の居酒屋さんだった。
飲み物は当然、いも焼酎。
おつまみは、さつま揚げ。
気分は、もう薩摩隼人だった。
その時は、独特の臭いも気にならず、美味しく飲んだ。
でも、翌朝の朝のお○っこは、とてつもなく芋の匂いがした。
(すみません)
それ以来、いも焼酎でした。
でも、最近、日本酒が飲みたい気分。
先日も、暑かった一日。
普通ならビールなのだが、何だか、日本酒の気分。
多くは飲めないので、帰り際にスーパーで、
小さな日本酒を買って帰る。
嫁さんには、「えっ、日本酒!」と嫌われたが、
久しぶりの日本酒は、上手かった。
で、今日も、その時に余った日本酒を飲む。
うーーん。上手い。
でも、二日酔いになるんですよね。
日本酒って・・・。
毎晩、晩酌は日本酒の親方に、だんだんと、似てくるようです。

運とツキ。

昨日までは、山形市内での展示会。
約1ヶ月半ほど空いたが久しぶりの県外での展示会だ。
新潟県内での展示会では、「加茂の桐たんす」と言えば
誰でも知っている、全国一のシェアを誇る有名な産業だ。
でも、一歩、県外に出るとそこには甘くない世界が待っている。
反応はその土地、その土地によっても違う。
何度行っても、うーーーーーん。
という、地域もある。
その反面、いつ行っても、買っていただける土地もある。
でも、それって「運とツキ」に恵まれているだけかもしれない。
確かに、前もって、HPでご縁をいただき、その後、展示会で
お話をしてお求めいただける。
そんな方々も多い。
でも、それも「運」かも「ツキ」かも知れない。
今回の、山形での展示会は、ホント、そんなことを感じた展示会だった。
県外から来た、信用していいのか分からない会社。
一歩、県外に出れば、そう思われても仕方がないのも事実。
でも、県内外で展示会を行うようになって、早いものですでに4年目。
行く先々で、たくさんのお客様といいご縁をいただいてきました。
私たちの作り作品は、高価なものです。
それを買っていただけるって事は、信用以外の何者でもありません。
私たちが、お客様に信用していただけるのは、期待を裏切らない
作品をお届けすること。
それ以外にはないのです。

木は動く。

私たちが使う材料は、新潟県の中でも雪深い、十日町市周辺で
育った新潟県十日町産の桐。
それを育てている高野さんのところに、親方と私が
見に行って直接仕入れてくる。
今年も、この桐は桐の蔵に敷地内に5月の連休前後に干された。
桐の丸太は製材所で、それぞれの厚さに製材(切って)
もらって、数年、自然乾燥で、外で干される。
だから、一枚一枚の板は、当然ながら合板ではなくムク板。
一枚板だ。
でも、一枚板は当然ながら、反る。
でも、その反りを計算しながら、使う場所を決めるのが
木取りの仕事。
ムク板は、木裏に反る。
だから、それを計算して反ってもいいように使う。
今日は、棚板(引出しが入る場所を支える板)が、反っているという
ので、確認してみる。
確かに、反対に反っている。
普通なら、この方向でいいのだが、こんな場合もある。
桐は、生きているから。
計算通りには行かない場合も多い。
それが、生きている木を使う難しさでもある。
木は人間と同じように、いろいろなタイプがある。
だから面白いし、長い間、付き合っていけるのだ。
合板の家具のように、人工的に作られた素材を使い、
極力、手間をかけないで作られたモノは、味気がない。(と、思う)
木を植え、育てる方とのお付き合いから始まり、
ほとんどが手作業で作り出されるモノ。
桐たんすになっても、生きていて、木は動くのです。

早く帰ってきても・・・。

珍しく、夜7時に家に着いた。
嫁さんは、予想していた通り、「今日、どこかに行くの?」
と、聞いてくる。
確かに、結婚してから(もう10年だが)夜7時に帰ってきたことって
何日あっただろうか。
そう、サッカーの日本代表の試合がテレビである日は
帰ってきたかもしれない。
でも、今日はそれもない。
何でだろう。
普通に仕事をして、何事もなく、夜7時に帰って来ただけなのだが。
今日は、さすがに子供といる時間が長い。
ここぞとばかり、嫁さんからは、「子供お風呂ね」って、頼まれる。
でも、普通の家庭では当たり前のことだから、「いいよ」って、
子供たちを久しぶりにお風呂に入れた。
お風呂上りは、いつもより早いビール。
早くても、遅くても仕事の後は上手い!
今週は、山形市での展示会。
4月の展示会から、約1ヶ月、間があったので新鮮な感じ。
新緑の季節だ。
山形での展示会は、どんなご縁があるのだろう。

失敗は必要。

フェーン現象の影響か、朝から気温がグングン上がり、
午後、工房の二階では気温計は35度を指していた。
暑い!
そんな中、見習い君も黙々を仕事をこなしていく。
この子(23歳)、結構、仕事は速い。(仕事によってだけど)
ある仕事は、だいぶ慣れてきたな。と思って任せていると、
実は・・・。だったりする。
今日も、機械で板の厚さを決める作業を見守った。
もう何度もやっているので、大丈夫。と思っていたが、
機械に板を入れた途端、何だか、結構大きな音で、機械が
板を削っている。
焦った・・・。
音で分かる・・・削りすぎだと・・・。
結局、大事には至らなかった。(ふー、助かった)
親方は、怒りそうな雰囲気だったが、
若いうちは、失敗して身に付いていくってことも多い。
今回の失敗(そんな失敗でもないが)は、作り直さないだけマシ。
この事で、彼は同じ事をしなければ学んだことになるから。
私だって、若いときは何度も同じ失敗をして、親方に怒鳴られた事は、
数え切れないくらいある。
失敗は一度はまだいい。
二度、三度になると、さすがに怒鳴りがやってくる。(親方はやはり怖い)
それは、桐は無駄にしない!、集中してやれ!という親方なりの
考えからなのだろう。
見習い君の失敗は、教えている私の責任でもある(ほとんどがそう)
だから、私がしっかりしなければいけない。という事なのだが・・・
教える方も、次の仕事を段取りして、これをやってもらって、
私はこの作業をして、次ぎにこれをやってと、2手先、3手先の作業を
頭でシュミレーションし、段取りしなくてはいけないから忙しい。
それも、学ぶことに一つだけど。
今日も、職人小池さんから、カンナの使い方を教わっていた。
桐の蔵の職人さんは、見ていないようで、実は、しっかり見ている。
見習い君の仕事なんて、もう、お見通しの世界かも知れない。
でもやさしいから、間違っていることや、もっと、こうした方がいいと
思ったことがあっても、すぐには行かない。
そーーーと、行って、やさしくアドバイスを贈る。
一流の職人さんは、教えるのも上手い。
私も、毎日が勉強です。

カンナを使えないと・・・

見習の新人君が来てから、もうすぐ2週間。
口数は少ないけれど、黙々と仕事をこなし、
学ぶ姿勢が感じられる日々。(だと思います)
まだ早いかな〜、と思ったが、昨日から、カンナの使い方を
教えた。
何ていっても、桐たんす職人はカンナが命ですから。
使い古したカンナを持たせ、これ使って練習ね。と言い
自由に使ってもらう。
当然ながら、持ち方、引っぱり方などの基本は、職人小池さんに
お任せ。
私が教えるよりも、ベテランが教えたほうが迫力あるから。
何も知らない人を教えるって、最初が肝心。(だと思う)
なまじ知っていると、そこでギクシャクしてしまうが、
何も知らないと、素直に聞いてくれるから飲み込みが早い。
この見習君は、最初にカンナを使った姿勢はホント、初めてかな?
と思うくらい、形が良かった。(褒めすぎかな・・・)
でも、私の修行時代を思い出すと、仕事をする姿勢(形)って
とても大事。
典型的な形から入っていくタイプです。
今日は、カンナ砥ぎから始まり、結構な時間カンナの練習が
出来たと思う。
ホント、一人前の職人になるには、この積み重ね。
これが我慢できないと、職人の道は閉ざされてしまう。
なんでもそう、日々の積み重ねが重要なのだと思う。(私にとっても)
まだまだ最初なので、職人横山さんが、焦らずじっくり行こう!と
言っていた。
確かにその通り。
職人の人生はこの後、数十年も続く。(このまま行けば)
それに比べれば、まだまだ2週間ですから。
君はまだ若い、焦らずじっくり行きましょう。

H様。ありがとうございました。

思い起こせば、2月の第四土曜日。
まだ肌寒い、名古屋での展示会に、H様は神戸から
初めての名古屋にお出かけいただきました。
御嬢様が5月にご結婚されるとの事。
その際に、念願の「加茂の桐たんすを持たせてあげたい」
私は、その言葉が忘れられませんでした。
今日、その桐たんすをお届けに、東京まで。
前日に仕事を終え、神戸から東京に入ったH様。
初夏を思わせるような天気の東京には、朝、10時前でしたが
無事、到着しました。
お住まいは閑静な住宅街のマンション。
初めてお会いするお嬢様とお婿さんは、予想に反して
まだ、お若い。(すみませんH様。ホント、お若いお二人でした)
でも、きちんとされていて、さすがでした。
一時は、洋服たんすがお部屋に入らないかな?・・・・
と思いましたが、何とかなるものです。(私は入ると思っていました)
で、無事にお届け完了。
美味しいお茶と、お菓子まで頂いてしまいました。
私たちはホント、ありがたい仕事です。
人生の節目に関わらせていただく事が出来、
その後も、ずっと、長い間、ご縁をいただく事が出来る仕事です。
まだお若いお二人に、桐たんすを待たせてあげたい。と
思い、それを実現されたH様の思い。
初めてお会いしてから、約4ヶ月と言う間でしたが、
本当に、嬉しい時間でした(いつもブログ見てますよと、言って頂いて)
これって、職人冥利につきますね。
私たちと、職人さんまでに、お心遣いをいただきまして、
本当に、ありがとうございました。

半吉

週末はなぜか雨模様の天気が続く。
このまま、梅雨入りか?なんて地方もあるらしいが・・・。
朝からの雨も、夕方にはやみ、今日は地元の神社の
お祭り。
宵宮の今日は、家族みんなでお出かけ。
長男いさみのサッカーの試合で、帰宅時間が遅くなり、
疲れと空腹の体でお祭りに繰り出しました。
神社でお賽銭を上げ、おみくじを引くのがいつもの習わし。
子供たちに一つずつ引かせ、最後は私。
おみくじって、何となく信じてしまう私。
番号札を引き、渡されたお札には「半吉」・・・
えっ・・・・・。
半吉・・・・・・・?
そんな吉ってあったんだろうか?
大吉、中吉、小吉、末吉なら分かる。
でも、半吉って何が半分なんだろうか?
うーーーーん。
でも、まあいいか。
一応、吉だから。って、自分で慰めるしかない私。
子供たちはと言うと、大吉から中吉、小吉と
一通り揃っていました。
これもいつもの行いかな・・・。
明日も、いい一日でありますように・・・。

5時に、そして5時までに・・・

いつもの事ながら、今日は、桐たんすのお届けに。
まずは、福井市まで。
で、今朝は5時起き。
この時期は、5時と言っても明るくて、すがすがしい。
寒いかな?と思ったが、シャツ1枚でOKだったくらい。
早朝の高速も気持ちがいい・・・が、
福井の後は、新潟に戻って桐チェストをお届けして、
何とか、午後5時までに地元で開催している「木工見本市」
の搬出まで戻らないといけない、気合の入ったタイムスケジュールだ。
高速を突っ走った結果、予定通りに、9時に一軒目の
到着。
ごひいきの取引先の会長と、お客様の家に行って商談。
何事もなく成立。
で、お茶を頂き、すぐに高速道路を戻る。
昼食をかき込み、新潟県の下の方、上越市のS様に
チェストを届ける。
上品な奥様からお茶を頂き、すぐに、木工見本市会場を目指す。
高速道路は時速、・・・Kmで走る。
思ったよりも、早く着いた。
あーーー、良かった。
何とか、間に合いました。
読めない時間の中で、指定時間に帰ってくるって結構、
プレッシャー。
でも、こんなことばかりなので、以外に、楽しんでいたりする。
今週末、日曜日は東京のH様へ、桐たんすをお届けする。
この日に合わせて、神戸からお出かけいただけるH様。
出来るだけ、予定通りに到着するように出かけますね。
午前10時頃とお伝えしましたが、午前10時から11時までの
間には必ず伺えると思います。
お会いできることを、楽しみにしています。