2006年2月13日

疲れたなんて・・・

桐の蔵の親方の口からは「疲れた」の言葉を聞いたことがない。
昭和11年生まれだから、もう70歳。

先日も風邪をこじらせて数週間お休みしたが、直ってからは
どこが悪かったんだ!と思うくらい、バリバリ働いている。

私はと言うと、木取りの仕事が追いつかないくらい忙しく、家に帰っても
「疲れた・・・」の言葉が続く。
この言葉、言われた方もあんまりいい感じはしない。

だって、どうしようもないし・・・・

だから先日から、「疲れた」って言ったら100円貯金することになった。
今朝も、朝起きて、つい「疲れた」って言ってしまった。
これで、300円貯まってしまった。

昔、親方の口から「俺は人前で疲れたって言ったことはない」という言葉を聞いた。
その時は、確かに聞いたことはないな。って思った。
人間(私)、弱いからすぐに弱音を吐いてしまう。

でも、さすが昭和11年生まれ。
絶対に弱音は吐かない。70歳になってもだ。
息子から見て、それだけはすごい!と思う。

昔は、今よりも雪はたくさん降ったし、生活も不便だった。
コンビニなんてないし、高速道路も新幹線もなかった。
そんなこというと、時代が違うって・・・なんて言われそうだが
そんな時代はそれが当たり前だと思ったし、その分、精神的に
強かったんだと思う。

昔、桐の木を買いに山に入ったとき、親方は倒した桐の木をトラックに
乗せるのに肩から人力でトラックに乗せようとした。
私も手伝ったが、どうしようも動かなかった。

今では、ユニックの付いたトラックで持ち上げて、ひょい!だが、
そんな時代を生きてきたからこそ、「疲れた」なんて決して言わないのだと思う。

子供は親の背中を見て生きていくんだね。
私も、子供達の前で弱みなんて見せれないな。

しっかりしなければ・・・

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