2006年2月16日

鍵をかけたい。

数日前に、新潟市から「桐たんすの鍵をかけたいのですが・・・」
との電話があった。

よく聞いてみると、古い桐たんすの引出しの鍵がかからないらしい。
他はどうでもいいので、鍵だけかかるようにして欲しいとのこと。

とりあえず、どんなたんすか?状況はどうなのか?も、知りたかったので
見てみないと・・・と伝えたのですが、今日、桐たんすが2本(電話では1本)
送られてきた。日通さんで。

うーーーーん。
1本はいけるが、もう1本は完全に鍵穴の位置が違う。
埋木をして、再度、穴を開け直して、鍵穴の位置を調節しなくてはいけない。

古いたんすを再生する場合、お客様の方で、「鍵なんかいいわよ。かからなくて」と
言われる場合は多いが、他の修理はいいので、鍵だけかかるようにして欲しい。と
依頼されたのは、初めて。

お客様のニーズは様々です。

こんな状況なので、お客様と直接お会いしていない。
電話だけ。
なんでも、80歳になると言う男性からの依頼。

余程、大切で、思い出のある桐たんすらしいって事は
電話でのお話しで伝わってきた。

桐たんすには、それぞれの思い出が詰まっている。
買った時の思い出や、使っていた人との思い出、などなど・・・

思い出って、お金を出して買うことって出来ないんだよね。

だから、形として残っているモノを、新たに再生して残しておく。
やりがいのある仕事ですが、それだけプレッシャーも感じてしまいます。

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