2006年 2月 の投稿一覧

名古屋という文化

週末は、1年ぶりの名古屋での展示会。
心配された名古屋までの道のりは、とてもスムーズ。
暖か気候で、心配はありませんでした。
名古屋って、大手有名自動車メーカーのお膝元。
展示会の会場となるその場所、到着した日は、その企業が全館貸切
物々しい警備と、黒塗りの高級車の数々。
とても、近寄りがたい雰囲気でした。
さすが、世界のト○タです。
今回で2回目の名古屋。
先回も、遠く大阪からお出かけいただいたお客様。
今回は、隣の三重県からお出かけいただいたY様。
そして、なんと!神戸からお出かけいただきましたH様。
本当に遠いところ、また、わかりにくい所、わざわざ、お出かけいただき
まして、ありがとうございました。
会場が、大きすぎて、どこでやっているのか分からない。
と、多くの方々に言われました。
猛省、させていただきます。
展示会を終えての感想は、名古屋って、独特の文化があるな・・・って
そんな感じです。
確かに、女の子は巻き髪で、名古屋嬢って感じでしたし、
弟が食した、手羽先も美味そうでした。
新潟県と比べるのも辺ですが、名古屋の勢いというか、若者の
パワー、街の勢いを感じました。
大水、地震、大雪。
災害が立て続けに起きる新潟と、愛・地球博で活気づいた名古屋。
その違いはあるけど、どことなく、勢いのある街なんだな・・・
東京、大阪とはまた違った文化が、完全に形成されている街。
名古屋って、奥の深い街だな・・・
そんな思いをもって、新潟に帰ってきました。
ご縁を頂きましたお客様。
本当に、ありがとうございました。

北日本新聞に出たみたい。

先週末の展示会は富山市で行ってきたと、ここにも書きましたが
その際に、北日本新聞と、富山新聞の取材を受けていた。
北日本新聞さんは準備の金曜日と初日の土曜日の二日間も、
取材に来てくれた。
最終日の日曜日に新聞に出るのかな?と思っていて、新聞を買ったけど
出てなかったので、それ以降、忘れていた。
しかし、昨日から、どうも富山県からの問い合わせの電話が多い。
今日も、富山県・・・
どうもおかしいので、今日お電話してきてくれたお客様に聞いてみた。
どうやら、火曜日の北日本新聞に出たらしい・・・
で、北日本新聞は富山県では購読者が一番多みたい。
どんな感じで出たのかは、全く知らない。
でも、取材に来てくれた女性の記者の質問や、とても多く写真を撮られたことは
記憶にある。
新潟の展示会のときもそうだったが、マスコミの影響は少なくない。
今回の、富山の展示会も多くのご縁があったが、その会場に来られていない、
新聞の紙面だけのご縁が、どう繋がるのかも不思議なものだ、が・・・
当然ながら、すぐにご縁があるなどと、都合のいい思いはありませんが、
どこかで、繋がってくれれば幸いだな。という思いはどこかにあります。
人と人のつながりは計算できません。
だから、人生は面白いのだと思う。
何だか、真面目になってきましたが・・・
今週は、名古屋での展示会。
新潟、長野、岐阜を通って、名古屋に入ります。
アルプスの麓を通るだけに、雪が心配ですが、この天候なら
問題ないのですが・・・
遠く、兵庫県からお出かけいただけるH様。
お気をつけてお出かけください。

段取り=先を読む力

今日は、もう、春だ!って感じの天気。
工場では、ストーブを消し、何と!窓まで開け!、ホント、久しぶりに
太陽の光を浴びた、気持ちのいい日でした。
春は、もうそこまで来ています。
今日は、あるお客様から頂いた、特注の桐たんすの段取り。
親方にその図面を渡し、木取り(準備)を行い、その部材作りが始った。
さすがに、特注なので、一つ一つ確認しながら親方から提供される
木取りの部材を整えていく。
全て、部材が整い、組み立ての段階になっても気が抜けない。
頭の中で、このたんすには、この板と、この板、この材料が必要で・・・
そのためには、この作業を先にして、板を張って、乾く時間までに、これをやって
乾いてからこれを削って、そして、その頃にこれが出来上がっているな・・・
もう、毎日が頭の中ではこの連続です。
桐たんす職人は、段取りが命。
一日の作業の進行が、その日の朝(前の日の夜というか・・・)には、全て出来上がっていて、始業からは、その段取りに従って、バリバリモードに入ってく。
段取りがいい!って言う事は、いかに先を読んで、効率よく仕事が出来るか。
だと、私は思う。
常に、これを先にやった方が良いか。
それとも、こっちが良いか。
そんな事を考えながら、仕事を進めていく。
ただ単に、与えられた仕事をこなしていくのとは、大違いな作業である。
職人さん達は、全ての工程でそのプロセスがバッチリと計算されている。
その段取り(先を読む力)は、さすがと言うくらいだ。
さすが、プロフェッショナルである。
私も、まだまだ20年の経験の中で、どうやったら早く、正確に
よりよいモノ作りが出来るのだろうか?と毎日、考え、段取りを組み立てる。
それは一日の時間内での戦いでもあり、お客様が喜んでもらえる作品を
お届けしたい!という思いからの行動である。(そのつもりです)
最近、毎日のように、お客様からのお手紙を頂きます。
そこには、届いた桐たんすの写真を、わざわざ撮っていただき、送ってくれる。
そんなお客様の温かな思いのお手紙の数々です。
決して、計算したように先を読む事なんかは出来ませんが、
仕事の段取りだけは、読めているつもりですが・・・
また、今晩も明日の段取りを考えながら・・・