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良材を使う。

年明けから注文が入った、桐たんすと桐チェストの木取りをしている。

木取りとは、そのたんすのサイズに合った板を切り、寸法を合わしながら
各パーツを作っていく。大まかに言えばそういう作業だ。

だから、この板はこのたんすのここに使おうとか、この木目はこの部分に使った方が
いいとか、その人のセンスが出てくる。

はっきり言えば、この段階で見た目の美しいたんすかどうかが決まると言っても
過言ではない。

1月5日の仕事始めの日からかなりの板を切った。
段々と、板がなくなっていく様子を目の当たりにしていると、次の材料も準備しなくては
と心なしか思ってします。

まだまだ、倉庫には使われるのを待っている材料がたくさんあるので
心配はないのだが、職人として、つい、気になってしまうのは、癖のようです。

和たんすに用いる衣装盆(きものをしまっておく浅い盆)の丸盆の材料を切っている時は、
さすがにどんどんと、柾目の良材が減っていくのには参った。

丸盆とは、丸く加工された手間の掛かる作りの衣装盆なのだが、その材料は全て柾目で
統一されていて、材料の面から言っても贅沢な作りのものなのです。

でも高価なお着物をしまっておくものですから、このくらいは当然かも知れません。

今では雪にすっぽりと覆われている新潟県十日町産の桐。
この町は、「きもの」の生産で有名なまちです。

「きもの」の町で育った桐を使って作る桐たんす。
そんなところにも、桐の蔵のこだわりがあるのかも知れません。

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2006年1月11日 22:50に投稿されたエントリーのページです。

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