週末の忘年会。
お店は、忘年会のお客様でいっぱい。
我々、職人と小さな子連れにとっては、やや、狭い会場だった。
子供達は、カウンターにごろごろ(誰もいなくて良かった・・)
掘り炬燵のテーブルの下に入って遊ぶし、かみさんはてんてこ舞い。
私、疲れるから来年からやめようかな・・・ってポツリ。
気持ちは分かる。
気分良く飲んでいると、突然、職人の小池さんが、「実はお祝いがありますと・・・」
「親方、結婚40年おめでとうございます」といって、大きな花束とケーキを持ってきてくれた。
職人さん達がお金を出し合って、この日のために用意してくれたものだった。
こんな粋な計らいを受けたことがない、親方夫婦は、あぜん・・・
母はお礼を言って回るが、親方は、お礼の言葉がすぐに出てこない。
この辺も職人である。
大きな花束をもらい、ケーキは場所が狭くて切れないため、お店の方が預かってくれた。
子供達は、何が起きたのか分からない感じだけど、ケーキがどこかに行って機嫌が悪い。
しかし、予想もしない展開になった忘年会は、そこから一層盛り上がった。
親方は機嫌が良くなり、お酒がすすむ。
最後には、お礼を込めて職人さんに寿司折りを持たせていた。
でも良く知っていたな。結婚40年って。
息子の私でも知らないのに。
いつかの飲み会の席で小池さんが覚えていたのだと思う。
でも、本当に粋な計らいをありがとうございました。