春にお預かりしていた、古い桐たんす2本の再生が出来上がった。
ご依頼主のお客様は隣町に住む、会社を経営する社長さん。
お嬢さんが9月に結婚するとのことで、ご親戚の方から頂いた古い桐たんすをお嫁入り道具に
持っていくことを決めたという。
5月にある日、実際にお会いして、どのように仕上げたら良いか、金具はどんなものにするか、
など、打ち合わせ。
その中から、仕上げは伝統的な「との粉」塗装、金具は桐の蔵オリジナルの「漆」の金具を
付ける事に。
仕上がったたんすは、うるみ色の漆金具が付いてお嫁入りって感じ。
全く、古い桐たんすなんて思わない。
帰り際、職人の横山さんが、「どれが古いたんすかわからんね」とつぶやいて帰った。
それくらいきれいに仕上がった。(すみません、手前みそで・・・)
和たんすと整理たんすの2本。
並べて置くと、立派。
使って欲しいとお願いしたご親戚の思いと、父と娘さんの思い。
どちらも叶えられて、思いでの込められた桐たんすになりました。
11月に、新築のご自宅が完成するそうで、そこに届けます。
H様、とてもきれいになりましたよ。