2005年 9月 の投稿一覧

「取材を受ける」

2〜3日前、地元の新聞社(新潟日報)が出している
フリーペーパーの編集者から電話があり、桐の蔵の取材を
したいと言う。
そのフリーペーパー(アッシュという)は、新潟市内とその近郊に
数十万部配られているという、折込と配布のフリーペーパーだ。
今回は、新しい感覚でものづくりをしている(?)ところの取材らしい。
その一つが桐の蔵らしい。
ライターさんとカメラマン、担当者の3人で来てくれる。
担当者の方は、以前、桐チェストを買ってくれたお客様でもあった。
いきなり取材が始る。
ライターさんの質問は、「子供の頃はどうでした」だったと思う、
唐突な質問から始って、焦った。
久しぶりに子供の頃や、学生の頃、修行時代の頃を思い出した。
こうした取材は、質問が上手いと楽。
今回のライターさんは、次から次へと的確な質問を投げかけてくる。
仕事できる方だなーと感じた。
質問されている間、ずっとカメラさんは撮り続けている。
カメラさんを見る余裕もなく、質問が投げかけられるから、どんな
表情してるか不安だ。
でも向こうもプロですからお任せ。
時間にした1時間くらいだっただろうか。
次は、とうふ屋さんへ行くといっておられました。
11月10日(木)発行だそうです。
私の住む地域には配布されないので、送られてくるのを
楽しみに待っていよう。

「お大事にして下さい」

今日は朝から桐たんすをお届けに金沢まで。
朝5時に目覚まし時計をセットしたが鳴らない。
お陰で目が覚めたら6時。
飛び起きて、トラックを走らせた。
展示会でお求め頂いたお客様へは、お約束の午後に無事到着。
伺ってみると、奥様の姿がない。
恐る恐る、ご主人に聞いてみたら入院されたと言う。
今月の初めに胃の具合が悪くなり入院したが、今週、大きな病院に
移り、手術の予定だと言う。
このお客様は、昨年、娘さんに総桐たんすを、今回は奥様の
桐チェストをと、本当にお世話になった方。
旦那さんも、とてもやさしい方で、突然の出来事にびっくりしていた。
桐チェストはお部屋まで運び、お茶をいただいてお話を聞かせていただいた。
私にはどうすることも出来ないが、一日でも早く元気になって
回復することをお祈り致します。

「人を育てる」

久しぶりに、お世話になっている方でもあり、
経営者でもある先輩が工房に立ち寄ってくれた。
ゆっくりと話す時間はなかったが、実のある話を
聞かせてくれた。
その先輩の会社は地元でも有名な会社。
社員さん101名、年商数十億の社長さんだ。
今年の初めに社長になり、毎日が戦いだと言う。
でもこの先輩は、人を育てるのが昔から上手い。
自らも、社員教育なんかは得意だと話してくれる。
確かに、話をしているとやる気が出てくるし、とても感じが良い。
それでも101人の人を育てるのは難しいと話してくれた。
そりゃそうだ。
私なんかは、職人さんから育てられるようなもので、
人を育てるなんてあまり思ったことはない。
でも、その先輩は最後に、「人が育たないと、会社も育たない」
といっていたことが頭に残っている。
結局、人なんだ。
私たちの仕事も、手作り。
人の手で作品を作り出している。
お陰様で、工房の職人さん達は魅力ある人ばかり。
私が、育てられています。

「新潟物産展」

昨年に起きた新潟中越地震からもうすぐで1年になる。
表面的には復興が進んでいるが、まだまだ被災地は
ダメージが大きい。
そんな中、新潟県が中越地震復興支援御礼と題して
東京で新潟物産展を開く。
会場は東京ドームシティ「プリズムホール」
東京ドームの隣にある会場だ。
そのイベントに桐の蔵も参加する。
いろんな業種が参加するため、作品を置く場所に限りがあり
多くの作品を持っていけないのだが、出来るだけ見てもらえるように
リストアップしている。
以前、新潟県は東京ドームを借り切って、物産展を行っていた。
その時は、ものすごい数のお客様で、びっくりしたことを
覚えている。
その物産展には1回だけ参加したのだが、多くの方に
お求め頂いただいた。
それから時代も変わり、そのままとは言えないまでも
新潟県のいろいろな物産が一同に集まることはそうそうない。
都内の百貨店の物産展の規模とは全く違う。
お酒や新米、海産物を始めとする食品から、工芸品、ニット、工業製品まで、新潟の地場産業が集まります。
特に、季節柄食品は見逃せません。
日程は10月7日(金)が午後から18時まで、10月8日(土)と9日(日)
は10時から18時まで、最終日の10日(月祝)は17時まで。
どうぞ、お出かけください。

「100年前の桐たんす」

昨日、お客様が工房に見えて、古い桐たんすの再生を
お願いされた。
早速、今日、お伺いしたら約100年前の桐たんすだった。
地板の裏側に炭で作られた日付が書いてある。
今まで、明治36年という桐たんすを再生したことがあるが。今回は
それより古い。
しかし、蔵に入れたあったということで、状態も100年前にしては
良いほうだった。
付いている金具も、ごつくて立派。
今まで使っていたご両親が捨てると言うので、もったいないと思った
娘さんからのご依頼だった。
何でも、その家に植えてあった桐を使って作られたものだ。との言い伝えである。
確かに、その頃のものとしては、良い材料を使ってあるし、
板も厚い。
やはり、総桐たんすは100年使え、それでも再生して、新たに
また使っていける。
本当にすごいたんすだと思う。
こういうモノの使い方って、これからの生き方だと
改めて思った。

「展示会の昼食」

各地で行わせていただく展示会。
その時の食事は、結構コンビニ。
朝は、必ず、夜もお世話になったりする。
でも、飽きる。
弟は、チンしたご飯はイヤだ。というので、それ以来、
昼食はほか弁。
釜から出した暖かいご飯は、コンビニよりも美味い気がする。
でも、どこに行ってもたいてい同じメニュー。
揚げ物が中心。
だから、展示会が続くとげっそり。
さっぱりしたものが食べたくなる。
これも日本人。
夜は決まって居酒屋。
だから、昼食はしっかり取らないと身が持たない。
先回、京都で食べた「鱧」は美味かったな。
さすが関西って感じだった。
季節が感じられる食べ物っていい。
今で言えば、「さんま」かな。
そう言えば昨日帰ったら、栗ご飯が食卓に乗っていた。
頂いたらしいが、秋の味覚だった。
秋っていい。
美味いものがたくさんあるから。

「自宅の桐の木を買って欲しい」

週末は県内の上越市での展示会。
今回は、まだ残暑も残り、多くのお客様とはいきませんでしたが、
それでも、目的を持たれたお客様方にお出かけいただきました。
ありがとうございました。
昨日の祝日は、久しぶりの休日。
ゆっくりと休めばいいのですが、子供たちにせがまれて
お出かけでした。
今日は、なぜか、自宅の桐の木を買って欲しいと言う、
問い合わせが3件もあり、不思議なものだな〜といった感じの日
でした。こう言うことって続くものです。
ご自宅に植えられている桐を買うことは、リスクを伴いますです。
それと言うのも、まだ植わっている桐の場合は、切って運び出す手間が思った以上にかかり、かなりの経費を負担しなくてはならなくなります。
そして、お客様は桐の木の価格を知りたがりますが、手入れが行き届いていない桐を購入するのは私たちにとっては冒険です。
桐の木ならば何でもいいと言うのではないのです。
私たちが使う桐は、代々、何十年も桐を育てているプロの方と一緒に山に入り、見極めてきたものだけを使うのです。
この桐の見極めから、モノづくりは始っているのです。

「稲刈りと展示会」

明日から、新潟県の上越市で展示会のため準備に行って来た。
高速道路から見下ろす田んぼは、稲刈りの真っ最中だ。
職人の小池さんの家の田んぼも、今週末は稲刈りだそう。
米どころ新潟の今週末は、稲刈り一色になりそうです。
そんな時に展示会。
まあ、どんなご縁があるか楽しみです。
さすがに、体は疲れてますが、お客様との会話は楽しいし
認められると更に嬉しい。
先日の接客の講演会でも聴いたように、第一印象を大事に
がんばります。

 「仕事がはかどる季節」

朝晩はもう寒いくらいになってきました。
季節の変わり目で、長男は風邪でダウン。
気をつけたい季節ですが、このくらいが仕事がはかどる気温だ。
今日も一日中、桐たんすのカンナかけ。
真夏だと、こんな事は延々と出来ないが、今日のような気温
(約24度くらいかな)だと、快適。
少し汗ばむが、すがすがしい。
感覚としては、スポーツをしているのに似ている。
カンナかけは、全身を使うの結構しんどいが、
快適な気温と、すがすがしい風がそれを癒してくれる。
職人さん達も、あの真夏の頃に比べれば随分と、動きがいい。
ただし、日が暮れるのが早くなったので、夕方、電気をつけるようになる。そうなると厄介なのが、坂目が見えにくくなるのだ。
逆目(さかめ)とは、カンナをかけると木目に沿ってかけるときれいに仕上がるが、反対にかけると逆さになって、きれいに仕上がらないのだ。
板目(木目)などでは、カンナをどう引けば逆目にならないかが、一目でわかるが、柾目だと、それがわかりにくいのだ。
でも、これからの数ヶ月は快適に過ごせそうだ。
その次は雪の季節が待ち構えている。

「接客は第一印象」

昨日、接客に関する話を短い時間ではあったが聞く機会に
恵まれた。
話してくれたのは、居酒屋の店長。
チェーン店の居酒屋さんの店長さんだったが、とても声が大きく、
エネルギッシュに話してくれた。
その中の話に、まず接客は第一印象でほとんど決まると言っていた「第一印象」である。
私たちも、各地に展示会で出かける。
その際は接客だ。
第一印象が大切なのは、頭では分かっていたが、そこまで大切だとは少し、意外だった。
私は、接客は以外と好き。
お客様とお話するのは楽しいし、作品が認められればもっと嬉しい。
特に、私たちの仕事は一回限りのお付き合いではなく、ずっとご縁が
続く仕事だ。
だから、お客様との出会いは大切。
そう一緒に行った居酒屋さんのオーナーさんも、接客って難しいと
言っていた。
業種の違いによって、少なからず接客の違いはあると思うが、
接客で不安や不満、ストレスを解消してくれて、希望や喜びをもらえたら私だったら嬉しい。
そんな接客を志していきたいものです。