先日、展示会にお出かけいただいたお客様から、
「このチェスト、○○のお店にあったよ」と言われる。
私たちの作品は、他のお店には卸してないし、同じモノは
ないと思うのだけれど・・・
家具業界では、「あの商品が売れている」という噂が広がると
すぐにデザインが真似される。
家具は商標登録が難しいと言われるが、そこを良い事に
メーカーはすぐに似たような商品を作ってくる。
私たちがデザインした、一鉄のロングの金具や、キリモニのデザインなどは、地元の同業者でも似たものを作ってくる。
「ポリシーはないのか」と思うが、言っても無駄なので黙っている。
でも、見かけだけマネしても本質までは、真似されない。
私たちの作品は、数年間かけて試行錯誤しながら生み出してきた。
それを、見かけだけで真似ても所詮、マネだと思っている。
大切なのは、その作品がどのようにして誕生したのか、その
過程と本質、そして桐の蔵のミッションが一つ一つの作品には
込められている。
そこまでは絶対に真似することはできない。
お客様も、「似ているけどどこか違う。」と感じてくれた。
どの業界でもあることだが、気分は良くない。
オリジナルのデザインで勝負すればいい。
職人としてそう思っている。