2005年2月24日

「趣味は・・・」

午前中、あるところから取材を受けた。事前にFAXで質問が送られてきて、それを元に取材が進んだ。その取材は「職人をテーマ」にした取材。その質問の中に「趣味」の欄があった。そこには、「趣味」の欄は必ずお書きくださいと、記されていた。空欄にしていたら、趣味は?と聞かれて困った。趣味は、「仕事」と答える。「うーん、困ります」、と言ったような対応。
趣味は。なんて聞かれること自体、最近ない。それこそ、独身時代はスポーツはある程度できたが、趣味にしているものはあまりなかった。結婚してからは、仕事一筋である。それも、子供が生まれてから輪をかけて仕事一筋になった。かみさんは嘆いているが・・・
世の中の仕事をしている男性で、趣味を持っている人ってどれだけいるんだろうか。こんなことを言うと、怒られそうだが。あ、そうだ。お客様の中に、ジーンズのコレクターの方がいた。柳浦さん。この方はこれが趣味だろうか。いや、生きがいだろうか。ホント、そう考えると、私には趣味が見当たらない。一度しかない人生。仕事ばかりでは淋しい気がするが、私には、桐たんす職人が運命なのだ。仕事が趣味。こんな人ってどれくらいいるのだろうか。

2005年2月23日

「週末は結婚式」

今週末は、東京で展示会。でも、26日(土)は友人の結婚式。金曜日に準備に出かけて、そのまま私だけ帰ってくる。帰りは深夜になりそう。私の式にも出席してくれた大切な友人なので、当然、式には出席させていただくが、展示会と重なると辛い。展示会の一日は弟に任せることになる。全く問題ないのだが、お客様が重なると迷惑をかけてしまう。お客様は重なるときは、なぜか、重なるもので一度に来られると、我々の接客が足りなくなってしまう。今回の会場は、雰囲気は良いが、あまり広くない。だから余計に、主催者としては申し訳なく思ってしまう。でも、結婚式は久しぶり。この年になると、年々、程遠くなってしまう。27日の日曜日には、早朝、新潟を出る。感覚としては、東京へ通勤。運転は嫌いじゃないので、それも楽しみ。。

2005年2月22日

「土手からトラックが・・・」

今日も大雪。朝、工房に来ると除雪した雪で道路がふさがれ、工房に入れなくなっている。私の車は4WDのワンボックスなので、勢いをつけてその雪の山を崩しながら入っていく。玄関の鍵を開けて、すぐに除雪を開始する。もたもたしてると、職人さんが来てしまう。来る前に、職人さん達の車を止める場所の除雪をしないと車が入れないのだ。この作業だけでもホント疲れる。もっと早く起きて、工房に行けば良いのだが、なにせ寒い。今回の大雪はどうやら山沿いではなく、平野部みたい。猛吹雪の中、隣町の鍛冶屋さんから「桐チェストシリーズ」の引き出しに付く、鉄金具が出来上がっているとの電話をもらっていたので車で取りに行く。でも、ほんとに道路は圧雪とデコボコで全く進まない。そうこうしていると、対抗車線に土手から河川敷に落ちている大型トラックが見えてきた。この雪で滑ったのか。私も、十数年前に、同じ目に遭っているので人事ではなく、落ちた運転手の気持ちが痛いほど分かった。今週の週末は、東京での展示会だ。それまでにこの雪、収まって欲しい。

2005年2月21日

「また冬に逆戻り」

週末は今年初めての県外での展示会を「富山市」で行ってきた。準備のため18日(金)に富山市に入ったのだがとても暖かな小春日和で、準備も汗をかくくらいだった。その晩から雨が降り出し、昨日、展示会を終えて帰る頃には、雪が降ってきた。この数日で、温度差は7~8度は違うのではと思う。夕方、6時頃に富山を出て高速道路を走って新潟に向かう。
走るに連れ、雪が激しくなり、途中は前が見えないくらいだった、こうなると、高速道路に除雪車が出動する。道路に溜まった、雪を端に退けてくれ本当に助かるのだが、何せスピードは出せない。除雪車の後は、超渋滞というか、車の列が延々と繋がる。これが各地域で行われるのである。こうなると、高速ではなくなる。通常、2時間半もあれば着くのだが、午後6時に出て家に着いたのが11時だった。今回はさすがに疲れた。展示会は、今回も多くの方に来ていただき、良いご縁をいただく事が出来た。満足だ。でも、そろそれ春かな。と思っていた矢先の大雪には参ってしまった。まだ2月。侮れません。

2005年2月17日

「日が長くなってきました」

立春も過ぎ、ここ数日新潟も穏やかな天気です。工房の仕事が終わる、午後5時10分。少し前までは、真っ暗だった空が、今では明るさが残っているのに気づきました。今まではそんな余裕もなかたのに・・・。もうすぐ新潟も春です。
明日からは、富山での展示会の準備に出かけます。富山は隣県。
高速道路を走って約2時間半。近いものです。と言っても、まだまだ朝晩は寒い。
風邪ひかないように、気をつけます。

2005年2月16日

「小学生がやってきた」

ついに地元の小学生30数名が、職場見学に来た。外は、吹雪。その中を約10分、歩いてきたという。工房は小さくて、とても全員では見れないので、2グループに分けてもらった。一つ一つの工程を、説明しながら。質問を受けて進んでいく。今回は小学校4年生。
いい質問が来る。中には、答えるのに考えてしまう質問もある。それに、小学生は良く見ているな。と感じた。我々が気づかないところや、こんなところ良く見てたな、なんてところをホント見ていた。一通り、説明も終わり、質問を受けたところで、桐の端材が床に転がっていたので、「持っていってもいいよ」と言ったら全員が群がった。こんな端材で大喜びしてもらって、申し訳ないが、生徒たちは、全員が端材を持って帰っていった。4年生でも、きちんと挨拶していい子達だった。今回はインフルエンザの影響で、もう一クラスは来れなかったらしい。まだ、もう一クラスの見学が残っている。

2005年2月15日

「福井までとんぼ帰り」

先週末の連休は、少しゆっくりできた。さすがに3日間は休まないが、1日はゆっくり出来た。かぜも流行ってるみたい。体だけは気をつけて。今日は、朝早く起きて、福井まで桐たんすをお届。数十年来のお付き合いのある、お店まで。早朝は、さすがに道路は凍っている。スピードなんか出すと、命取り。土手から落ちた経験があるので慎重に運転する。高速道路は、道路の脇は山盛りの雪だが、道路には雪もなし。快適には知れる。約4時間半、途中、1回給油しただけで、福井まで到着。たんすを下ろし、部長とお話をして、すぐに帰路へ。途中、富山で降りてもう一軒のお店へ寄る。今日は、快晴。運転していると暑いくらい。思わず、一枚ジャンパーを脱いだ。2軒目のお店でも、用事を済ませ、すぐに高速へ。工房に着いたら、午後4時半頃だった。新記録かな・・・
道路に雪がないとありがたい。今週末は富山市で展示会。天気に恵まれますように

2005年2月10日

「同級生の古たんす」

今年の年賀状の中の一枚に、いつも来る同級生からの年賀状があった。そこには、古いたんすがあるので見てくれ。と添えられていた。気にはなっていたが、連絡できずにいたら、今日、彼から電話が来た。かなり古くて、金具もないが直るのか見てくれとのこと。直ったら、彼の奥さんが使いたいそうだ。と・・・。こういうのは、いいなーと正直思う。
何代も前の古い桐たんすを、お嫁に来た奥さんが直して使いたいと。
ありがたいことに、古いたんすの問い合わせは、毎日、全国から来る。
実際に、全国から送られても来る。今は、そういう時代でもある。
出来るだけ、手をかけて直してあげたいと思うし、今後も大切に使っていただきたいと思う。連休明けの14日、ちょうど彼の住む町に、桐チェストをお届けするので、その帰りに寄らせてもらう。どんなたんすなのだろう。

2005年2月 9日

「サッカーが見たいが・・・」

多くのテレビで伝えているとおり、今日はサッカーワールドカップ、最終予選の北朝鮮戦。こんな日に限って、某団体の会議。それも、キックオフの7時30分から。
何とかならないものか。少年サッカーを習っている長男のいさみが、ビデオ撮っててやろうか。とやさしく話しかけてくる。でも、今、我が家のビデオは故障で録画が出来ない。これも、こんなときに限ってだ。多くのマスコミが北朝鮮との一戦を煽り立てるように、放送しているので、やたら気になって仕方がない。会議以外にも、やることがいっぱいあるのに。とかみさん。早く帰ってきて、子供の面倒みてよと・・・
とりあえず、早く帰れるようにがんばってみよう。

2005年2月 8日

「小学生がやってくる」

数日前に地元の小学校の先生から工場見学をしたいとの、電話があった。
今日の午後4時30分とのことだったので、随分遅いな、と思っていたら先生2人で工房へ。よく聞いてみたら、下見をしたいとのことだった。
工場を見学してもらい(見学って言っても小さいので数分)お話を聞いた。
2クラス、60人ほどが来るらしい。とても一度には入れないことを伝えて、2回に分けて見てもらうことになった。それでも一回に15人ほどだ。1年に何度か、こうして小中学生がやってくる。伝統工芸という仕事柄、見て、知るという観点では興味があるのか
とも思う。「地元の地場産業を見せる」という、最近の学校の教育は大切だと思う。
でも、正直、どのくらいの子供がこの職業についてくれるのだろう。と本気で思ったりもする。それは、今後の我々の努力次第だと思うのだが・・・
予定では、来週の16日(水)。せまい工房内は、ごった返すに違いない。でも案外、職人さんは慣れっこだったりする。どうなるのか、楽しみでもあり、不安でもある。

2005年2月 7日

「苔玉とミニ盆栽」

工房の小さなショールームや展示会には、必ずといっていいほどグリーン(花など)を用意している。なぜか、昔からそうだ。少し前、展示会で入り口で花を生けていたら、お客様から「迎え花ね」と言われた。迎え花と言うのか・・・
とその時に分かった。お茶やお花の世界では、お客様を迎え入れるときにお花を生けるのだな。と日本って良い文化(風習)がある。少し前は、苔玉が流行っていた。
さすがに、今はあまり見なくなったが、工房にはその名残の苔玉がまだある。
最近は、ミニ盆栽。これもいい。
展示会で、チェストの上に苔玉や、ミニ盆栽があると実にいい。チェストなどの作品がきれいに見えるのは当然ながら我々の気持ちもいい。緑っていいもんですね。

2005年2月 4日

「疲れが出てくる頃」

先日まで、お正月だと思っていたら、もう2月。お正月休み明けから、仕事に追われ、職人さん達も疲れが見えてくる。弟も「疲れた」と一言。小さな工房で、なにせ手作り。毎月作れる本数は決まってくる。お客様からの問い合わせで一番多いのは、いつ頃できますか。という問い合わせ。一年を通して暇な時期もあるが、春先は結構手一杯。急がないお客様には、訳を言って少し伸ばしていただくが、それもダメなお客様には、土曜日も出たりして何とか間に合わせる。でも、これはある意味ありがたい。注文があるのは、お客様から支持されている証。でも職人さんも人間だから無理は言えない。でもって、明日も仕事。休日の日曜日はゆっくり体を休めて、また、頑張ろう。

2005年2月 3日

「古いたんすの再生 2」

なかなか進まない、今回の桐たんすの再生。午前中は、引出しを直し、何とか完成のめどが立ってきた。午後からは、新潟市へ古いたんすの修理の依頼を受け、たんすをお預かりに行く。何とか大雪の峠は越えたものの、道路の脇には雪の山。
まだまだ雪は多い。今日お預かりしてきた桐たんすは、結構きれい。でも、所々は傷んでいる。何十年と使われてきた桐たんすなので、傷んでいないほうがおかしいが・・・。工房で、修理する工程の中で、カンナのかからない所には、サンダ-という紙やすりをかけて仕上げる場合もある。これをやると工房内が、埃でいっぱい。
やるほうはマスク。他の職人さんは我慢だ。埃がすごいので寒いのに窓は全開。
この作業工程が終わる数十分は、本当に辛い。こんなにも、いろんな工程を得て、古い桐たんすは完成されるのです。

2005年2月 2日

「古いたんすの再生」

今、古いたんすを再生している。年末にお預かりしてきた、地元の方のたんすだ。
これが結構やっかい。前に一度直しているらしく、板という板、全てに釘(鉄)が打たれている。桐たんすは、木の釘を使い、かんなで削っても大丈夫。ところが鉄の釘だと、かんなの刃が欠けてしまう。これを直すのは結構大変。
お客様からお預かりしている、大切な桐たんす。きれいにしてお届けしたいと思うが、釘のお陰でなかなか作業が進まない。でも、今日はやっとボディが完成した。
明日からは、引出しにかかる。古いたんすの再生の問い合わせは、毎日のようにあるが、ほとんどは価格を聞いて終わり。確かに安くはないが、再生する手間はものすごくかかる。大手企業なら、決してこの分野には参入しないと思う。それ程、効率は良くない。でも、私たちは再生をする理由(わけ)がある。
本当の桐たんすメーカーなら、新しいものもつくり、古くなったものも再生する。この両方で、本当のメーカーだと思っている。「再生をします」と言っても、外注に出すメーカーがほとんど。再生の価格だけでなく、どんな思いで再生に取り組んでいるのか、そんなところを、多くの方々に知っていただきたいと思う。

2005年2月 1日

「大雪で・・・」

昨日からの大雪は今日になっても続いている。交通機関はストップ。今日一日で、どのくらい積もったのだろうか。車の雪かきは、やっても意味がない。やった後から積もっていく。今日は、全国的に雪とか。種子島にも降ったという。お陰で、朝から除雪。
雪かきすると、すぐに汗。それをほっておくと、風邪をひいてしまう。
今日は午後から鼻水が止まらない。寒いのに汗も出てくる。やばい・・・
早く帰って寝ます。