2004年9月30日

「桐チェストをお届けに」

まだ暑かった7月。桐の蔵の工房にふらっと立ち寄っていただいた佐藤様から、家を新築するとのことで古いタンスの修理を頼まれた。そのタンスを先月、お届けした際に、クローゼットの中に入れるチェストのご依頼を受けた。寸法を計って、そこにピッタリと入るようにとの事。その特注の桐チェストが出来上がったので、大雨の中にも関わらず、お届けしてきた。
クローゼットの中に入れる特注のチェストはブラックシリーズ。お部屋の雰囲気が少し落ち着いているのでピッタリと合う。寸法も測っていった通り、ぴったりと収まった。佐藤さんは、先にお届けした古いタンスの仕上がりがにとても満足したので、この桐チェストもお願いしたの、と話してくれた。嬉しいの一言に尽きます。
どんな仕事でも、手を抜かず、使ってくれるお客様に喜んで頂けるように、毎日、仕事に取り組んでいます。そんなところから、また次につながっていくこともあるのです。最近は、たくさんのお客様とのご縁がありますが、一つ一つ、大切にしていきたいと思います。佐藤さん、ありがとうございました。

2004年9月29日

「板を入れる」

昨日、外に干し続け、渋が抜けた桐の板を一部だけだが小屋に入れる作業を行った。数年間に干した桐の板。乾燥して、渋も抜け、使えるようになるのまであと少しだ。乾燥した板は、軽くなって作業自体はそんなに辛いものではないのだが、しまう場所が、小屋の二階。そこまでトラックの荷台から手で上げていく。この作業が久しぶりで、滅多に使わない筋肉が、今日は張っていた。年を取ってしまったかな。
桐の板を小屋に入れたため、板干し場が空いてしまったと思ったら、次に干す、新しい桐の板が、もう製材所から運ばれてきた。なんて段取りがいいのだろう。
でも明日は、台風が再接近。板干しはできるだろうか。

2004年9月27日

「東京にて」

日記が一週間空いてしまった。
先週は富山での展示会が終わり、地元と福井までの配達、そして週末は異業種のグループの展示会が東京であり、日記が書けませんでした。25日の土曜日。
次女「有卯」ちゃんの保育園の運動会を終え、午後の新幹線で東京で。先に、友人たちが行ってくれている。私と先輩の2人で週末やっと行けた。久しぶりの新幹線での東京でした。でも東京に行く度に感じることは、疲れるって感じ。一泊しかしていないのに何でだろう。あの人の多さが原因・・・。それもある。夜、飲みすぎる。それはない、と思う。でも、今回は異業種のメンバーとの展示会だったのでいつもの弟と2人だけとは勝手が違うので気もつかう。展示会の結果は、ここでは内緒。でも、とても刺激を受け、有意義な2日間の展示会でした。皆さん、ご苦労様でした。

2004年9月21日

「富山の中華」

週末は、富山での展示会でした。初日の19日(日)は100人を超える人に来場していただき、本当にありがとうございました。さすがに、100人を超えると2人だけでは接客できず、またまたご迷惑をお掛けしました。説明不足のお客様には、本当に申し訳ありませんでした。富山での展示会の時に、いつも行く中華屋さんがあります。富山での最初の展示会の時、、夕飯を食べようと探していたのですが、その時、なかなか居酒屋さんが見つからず、ホテルの前にあった中華料理屋さんに入ったのが、そのお店。小皿に盛られた中華が出てくるのですが、どれもうまい。
メニューも多く、好きなものが選べる。展示会で疲れた体には、嬉しいお店でした。その後、富山に行くといつもそのお店。いつ行っても、混んでいる人気店です。今回も2日間ともそこでの夕食でした。いつもは居酒屋ばかりなので、たまには中華もグットでした。展示会の夕食は、少ない楽しみの一つ。とてもいい店でした。

2004年9月17日

「がんばる子供たち」

ここ最近、家に帰ると子供たちが決まって、今日、何番だったか知ってる。と聞く。何番だった。と聞き返すと、○番とうれしそうに話す。これは、小学校で10月1日にあるマラソン大会での練習の順番だ。学年別でのマラソン、3年生の長男は1km、1年生の長女は500m。長男は昨年は、35人中17位。あまり得意ではないよう。でも、今年は10番以内が目標らしい。長女は運動が大好き。昨日は2番だったと、喜んでいた。かみさんが夕飯のときに言う。子供たちがんばってるね。と・・・。
暗黙で、お父さんも頑張って。と言われているようだ・・・確かに、子供たちはマラソン大会に向けて、朝練習までしている。それに比べて、お父さんは・・・。もっと、がんばらなくては・・・。

2004年9月16日

「お客様の声」

ここ数日、桐たんすをお届けさせていただいたお客様からの感想が毎日届く。紙に手書きで書いてくれる感想は、本当に、私達職人にとって、励みになる言葉がつづられている。これを読むと、職人で良かった。と本当に思う。書いていただいた感想は全て、小さなショールームの壁に貼らせて頂く。数年前から始めた、この感想も今では、壁、いっぱいになり、貼るところを探すほどになってしまった。このショールームを訪れるお客様は、必ず、この感想を読み、どんな桐たんす、どんな桐チェストをみんなは買ってるんだろう、と、真剣に見ていく。中には、実際に使っているお部屋の写真まで送ってくれるお客様もいて、本当にありがたい。
私たちも、こんな感じで使ってくれているのか。と手にとるように伝わってくる。
ここ数日は、お客様へのお届けが毎日のようにあったので、感想も毎日のように届くのだ。当然、良いことばかりではなく、もっと、こうしたほうが良かった。と改善点を指摘されたこともあった。それは、私たちにとってとても前向きに捕らえ、改善していかなければいけないことなので、素直に嬉しかった。一生使っていけるものなので、皆さんの素直な声が、感想を読むと感じられる。どうか、皆さんも、恥ずかしがらずに書いて、送っていただければ幸いである。

2004年9月14日

「秋はうまい」

この前から食卓に秋の味覚である「サンマ」が出てきた。理由は、安くなったからだそうだが、やはり旬のものはうまい。もともと桑原家は魚党。肉よりも魚なのだ。
そして、昨日は栗ご飯だった。かみさんが好きらしい。
田んぼでは稲刈りが始り、秋も本格的になってきた。今日は東京まで打ち合わせで日帰り。高速道路を走っていても、天気がよく気持ちも良かった。でも、早く帰らなければならず、行楽気分は全くなし。帰れば、工房で仕事が待っている。高速のパーキングでお昼を食べたが、ここは季節が感じられない。いつも、同じメニューだ。秋ぐらい、さんま定食なんてあってもいいが、次から次へと来るお客さん相手にさんまを焼く手間がかかりすぎか。ビールも秋専用なんてのもあるし、秋はいい。
今日の夕飯は、なんだろう。

2004年9月13日

「パソコンで図面」

先日からたんす組合主催のパソコンで図面を書く、(CADキャド)講座に弟と二人で参加している。桐たんすの図面は、今まで手で書いていた。それも方眼紙に定規と鉛筆だけで。その道のプロの方から見れば、笑われそうだが、桐たんすの図面は大方、この程度だと思う。そんな手書きの図面でも、精度の高い、密閉に優れた桐たんすが出来るから桐たんす職人の腕はたいしたものだ。
JWCADというソフトで書くのだが、やってみた感想は意外と出来るな。だった。
結局、慣れで、回数書くことで上手くなっていくのだ。この辺は何でもそう。でも、工房に帰ってやってみようという気になかなかなれない。実際、手で書いたほうが早いからだ。でも、せっかく習ったのだからやらないと忘れてしまうし・・・。
そう思いながら、また手で図面を書いてしまった。

2004年9月12日

「気仙沼の帆立」

一週間日記をお休みしてしまった。先週一週間は、福井、大阪、仙台、気仙沼とほとんど工房を留守にし、桐たんすのお届で、全国を走っていた。大阪は高速でも7時間。さすがに疲れた。その間、桐たんすの調整をしたり、展示会のまとめをしたり・・・。金曜日は初めて気仙沼までお届け。
一旦、岩手県に入り、それから宮城県に戻るという道路を通って、太平洋側まで行く。気仙沼といえば港町という知識しかなかった。ちょうど、正午に気仙沼市内へ。お昼を食べようと探すが、それらしい店はない。弟と、港に行けば何とかなるか、ということで港まで。そこは、想像をはるかに超えた大きな漁港だった。
大小の漁船、そしてはるか遠くには、建造中だろうと思われる大きな船。「すごい!」の言葉と同時に、思わず、港に近づいていた。そこの市場の食堂で、お昼。またここがすごい新鮮でうまい。定食もたくさんで、当たり前だが全てが魚介。
この食堂だけでも、もう一回来たいと思った。食事の後は、市場を少し見て、時間がなかったので桐たんすのをお届けに安藤さんのご自宅へ。
無事、お届けしたあとは、もう一回市場に戻って、見たこともない大きな帆立を買った。めったにお土産なんて買わない私だが、おいしかったお昼ご飯と、あまりに大きい帆立を見て思わず買ってしまった。昨日はその帆立の夕食。
どうやって食べるとぶつぶつ言っていたかみさんも、いざ、食べるとうまい!の連続だった。家が磯の香りに包まれて、久しぶりのうまいものだった。気仙沼、オススメします。

2004年9月 6日

「新潟日報と朝日新聞」

先週末は、地元、新潟市での展示会を行ってきた。今回は、あまりにも来場者が多く、家族4人での接客もパニックだった。接客しなかったお客様には、大変ご迷惑をお掛けしました。展示会初日、地元紙の新潟日報と朝日新聞の取材が相次いだ。全く、予想もしていなかったのでビックリ。ただ、そういうときに限ってお客様もいらっしゃる。それも大勢。この時は、私と弟2人だけだったので、完全にパニックだった。最終日の日曜日は、新聞に出たと言う事で、朝からひっきりなしの来場でした昼食もおにぎりをほおばるだけ、その日、一日で158人もの方々から、来ていただいた。皆さんは、口々に、「こんな桐タンスってないよね」
「モダンな桐タンス」って褒めてくれました。本当に、多くの方からも、お買い上げいただき、このページをお借りしてお礼申し上げます。ありうがとうございました。桐チェストシリーズと総桐たんす。そして、今回は新作のプチシリーズが好調だった。最近の展示会には、少しずつ持っていっているプチシリーズは一回り小さなもの。
これが、新潟では大人気だった。そして、新聞のお陰もあった。
やっぱり、新聞の記事になるとすごい。これからも、伝統は大切に、また、伝統にあぐらをかかないものづくりをやっていこうと思った。多くの方々から褒められた、総桐たんすと、桐チェストシリーズ。まだまだ、私たちのものづくりは、進化しています。

2004年9月 2日

「出荷待ちの桐たんす」

暑かった夏が終わって、これからはグッと仕事がしやすい気候になってきた。それと共に、桐たんすが完成するスピードも心なしか速くなったように感じるそりゃ、40度の気温と28度では効率がまったく違う。無理もない話だ。そうすると桐たんすが次々と完成してくる。ここで困ったことが一つある。お客様には指定したお届日がある。それまでは工房で待つことになるのだが、それを置いておく場所がない。桐の蔵の工房は、本当に小さい工房である。桐の板や古いたんすの修理待ちの倉庫はあるのだが、新品の完成品を置いておける場所が少ないのだ。
多く置いて、せいぜい7本が限界。今、出荷を待っている桐たんすと桐チェストは合計で9本。2本は、小さなショールームに入ってもらっている。
そうすると今度はショールームに来るお客様に迷惑がかかってしまうのだ。
でも、新品の完成した桐たんすは、傷や湿気の問題で、変なところには置けない。ましてや、大きな倉庫なんか建てれない。今週、古くなった桐たんすが3本届く。う~ん。どうしよう。何とかして置くしかないのだが、私の作業する場所がなくなっていく。來週いっぱいの我慢だ。

2004年9月 1日

「テレビ局へ」

もう今日から9月。時の経つのは本当に早い。今週末の9月4日(土)、5日(日)の2日間、地元新潟市で展示会を行う。その宣伝のために、テレビ局へ行ってきた。テレビ局って、雰囲気がいい。何だか、憧れの方々がいっぱい。業界人って感じの人だ。カメラマンも今回は若い女性の方だった。仕切ってくれるディレクターもおじさんだがどこか違う。業界人って感じ。私たちは職人だから、まるで住む世界が違う。
テレビに映る時間は数分。でも、それが大きい。司会のアナウンサーはたくさん宣伝してくれた。やはり地元での展示会は気合が入る。新作も作っていく。お時間あったら、お出かけになってみてください。