2004年8月31日

「職人・イチロー」

朝、工房に行く車のラジオで有名な料理評論家が、野球選手のイチローの話をしていた。彼に言わせるとイチローは職人であると。考え方、姿勢、思いなど、イチローの野球への取り組み方全ては職人であるという。まず、道具を大切にするイチロー。バットは決して投げ出さない。バットの先が地面に着くまで手は離さないそうだ。試合が終わっても、まず行うのはグローブの手入れ。桐たんす職人が道具を大事にすることと全く一緒だ。いつも完璧を目指しつつも、完璧はないという。常に向上心を持ちながら、毎試合に望む。これは我々職人も見習わなければいけない、心構えである。メジャーリーグで驚異的な記録を続けるイチロー。
日本が世界に誇れる名選手だ。我々、桐たんす職人の技術も、世界に誇れる最高の技術を持っている。毎日、向上心を持って、常に完璧を目指す仕事をやりつづけたい。

2004年8月30日

「金沢で」

先週末は久しぶりに金沢での展示会。私たちもお盆休みがあり、約一ヶ月ぶりで、久しぶりの展示会だった。でも、展示会はいい。そう思った。
工房で桐たんすを作っているのも嫌いではないが、展示会でいろいろな方に出会い、お話させていただくのもいい。私は、そのほうが合っているかも知れない。
金沢では、本当にたくさんの方々に来ていただいた。ビックリしたのは、長谷さん。なんと、滋賀県から来てくれたのだ。HPを見て、今、金沢で展示会をやっていると知り、わざわざ車を飛ばして3時間かけて来てくれたのだ。感謝だ。ありがたい。
私たちは小さな工房で、展示会も全国各地なんて行くことができない。でも、行ける範囲で展示会を行っている。そんな展示会に遠方からわざわざ来てくれるお客様がいる。今回の長谷さんや、大阪の榎本さんもそうだった。
これって、本当にありがたいと思う。こんなことが結構あるから展示会は好きだ。確かに、弟と2人、大変だ。全く売れないこともある。でも、誰かとの出会いは必ずある。9月から新たな期が始る。展示会での新たな出会いも期待したい。

2004年8月26日

「お腹が減る」

最近の新潟は最高気温が29度くらいで、とても過ごしやすい。つい、数日前までは36度もあったのに、朝晩の風は涼しいを通り越して寒いくらいだ。夏休みも残り少なくなった子供たちも、涼しくなったせいか、やたらに「お腹がすいた」って言う。
こうなるとカミさんがイライラしはじめる。そうでなくとも夏休みで、毎日、家にいる。そして事あるごとに「お腹がすいた」では、そりゃ怒る。確かに、私も仕事を終えると、お腹が減ってくる。夏の暑い頃は、冷たいものばかり飲んでいたので、お腹がすくという感覚はあまりなかった。やっぱり秋。人間の体は敏感に反応する。まずは食欲の秋の始まりだ。

2004年8月24日

「佐渡箪笥(たんす)」

今月は決算の月。今日も税理士さんが来てくれて、いろいろとお話。1年間の成果は、頑張ったな。という感じ。その中でも、古いたんすの再生が、私が思ったよりも多かった。やはり、時代を反映している。私は常々、言う。桐たんすを捨てないでほしいと・・・。桐たんすは100年使えるものなのだ。先日も、新潟市のお客様から電話をいただき伺った。桐たんすをもらったのだけれど見てもらいたいと。
ダメだったら、捨てる。と言う。行ってみて驚いた。何と!「佐渡箪笥(たんす)」である。業界では有名な、北前舟にも乗っていた、海に沈んでも浮いてくるという、鉄の手打ち金具が一面に施された、あの佐渡箪笥である。今買えば、かなりの価格だろう。そして、骨董屋さんが見つければ、しめしめ、と二束三文で買っていくに違いないものだ。思わず、言った。手放さないほうがいいですよ。と・・・
虫食いや、板の割れ程度の修理でやめて、出来るだけ、現状のまま残す、再生方法をとりました。今では、こんな箪笥はつくれない。当時の職人の魂が感じられる箪笥だった。

2004年8月23日

「すごいぞ、日本」

毎日、オリンピックの放送が気になる。試合の結果はヤフーのニュースでチェックしているのでリアルタイムに知ることが出来るが、やはりテレビで試合は見たい。
昨晩の女子のマラソンも見たかったが、睡魔に負けて寝てしまった。朝起きて、早速ニュースで結果を知る。すごい!金メダルだ。もう、次から次にメダルラッシュ。今回の日本はあきらかに違う。テレビでも、インタビューされている方が言っていた。
「勇気付けられる」「刺激になる」「私も頑張ろうと思う」
いいね。スポーツは。
週末は地区の育成会主催のバーベキュー大会が河川敷で行われた。その時、息子のサッカークラブで一緒のお母さんと、「ナンバー」(スポーツ誌)
の話で盛り上がった。私はナンバーが好きで、よく読む。そのお母さんもさんも、そうだった。自分はそこまで出来ないけど、見るのは大好き。オリンピックの気分が抜けるまでは、もう少しかかりそうだ。

2004年8月19日

「フェーン現象」

お盆も明け、朝晩はかなり涼しくなったというのに、今日は、台風が接近していてフェーン現象で軒並み37度。こうなると工房の2階は、決まって41度の世界。職人さんは、「お盆が過ぎたのに・・・」とポツリ。本当に桐たんすの職人さんは体力仕事なので、暑くなるとこたえる。明日は、この影響で雨とか。明日は、弟と2人で大阪まで桐たんすを届ける。大丈夫だろうか。3階に上げると言ってた。
でも、最近は雨が降ったりなので桐板の渋が出ている。これはいいこと。
雨が降れば心配で、降らなくても心配。ちょうどいいって言うのは、ないのだ。

2004年8月18日

「休み明け」

少し長いお盆休みが終わり、今日から仕事開始。お盆休みは、地元の夏祭りにほとんどを取られ、残りは家族で一泊キャンプで終わった。でも、家にいる時間は普段より多く、テレビではオリンピックを見ていた今回の日本はすごい。金メダルが多い。こんなに多いのは珍しいのではないか。
私は良く、スポーツニュースのHPを見るが、その中でも記者のコラムが大好きサッカーのヨーロッパ選手権の時もコラムは毎日読んでいたし、今回のアテネもコラムは欠かさず読んでいる新聞では知れない、その記者なりの深い取材がいい。そして、その記者なりの語り口が好きだ。まだアテネオリンピックは始ったばかり、さすがに深夜2時からは見れないが、朝の新聞や、HPは欠かさずチェックする。
男子サッカーは残念ながら決勝トーナメントに行くことが出来ないが、その分、女子に頑張ってもらいたい。しかし、スポーツは感動がある。オリンピックに出るまでの過程はすさまじいものがあるのだろう。相手に勝って、自分にも勝たなければならない。私は誘惑にすぐに負けてしまう。自分に勝つには本当に大変だ。

2004年8月12日

「お盆」

明日から17日(火)までお盆休みをいただく。つい先日、雪が消えたと思ったら、もうお盆だ。毎年のことだが、月日が過ぎるのは早い。お盆になるとやはり、先祖を大切にしなければと思う。先祖あっての今だ。特に、創業者の祖父のことが思い出される。孫である、私にはやさしかった。やはり、後継ぎとて生まれたこともあるのだろう。私は、つらくなるとある方から言われた言葉を思い出してしまう。
「桐たんす屋に生まれた運命があるのです」と・・・。そう、私には桐たんす屋に生まれた運命があるし、弟にもある。だから、私たちは桐の蔵のミッションとビジョンを明確に示し、工房をその方向に導いていく使命がある。8月は決算の月。
先ほどまで、来期の計画を作っていた。そして、来期のミッションも再考していた。
何があってもこれだけは命をかけてやり通す桐の蔵のミッションの一つに
「伝統にあぐらをかかず、創造・革新するものづくり」というのがある。特に、私が命をかけたいミッションの一つだ。これも、来期は徹底的に行いたい。そしてお客様によろこんでいただけるオンリーワンの作品を作っていくつもりだお盆を過ぎれば、新潟は秋が早い。そしてすぐに、冬が来る。今年の残された4ヶ月も、宜しくお願いします。

2004年8月11日

「山形へ向けて」

明日は、山形の展示会で注文をいただいた奈良崎さんと長谷川さんのお宅へ、チェストを届ける。どちらも、サイズオーダーされた世界で一つの別注品だ。山形は新潟の隣の県なのだが、行くまでの道路が高速道路ではなく、下道と呼ぶ、国道なので時間的には意外とかかってします。でも、今年からナビを買って車につけたので、配達は意外と楽になった。今までは、地図とにらめっこ、時間もどれくらいか計算できなかったが、ナビってすごいと思った。目的地までの時間も出るし、道間違えても、そこからまた、教えてくれる。今では、配達には欠かせない物になっている。明日は、午後3時から大掃除なので、それまでに帰ってこなくてはならないので朝、5時半出発です。事故のないように、気をつけていってきます。

2004年8月10日

「秋の気配」

子供たちが夏休みに入った7月24日から、夏休み恒例のラジオ体操に出来る限り付き合ってきた。今日も長女の未帆ちゃんに起こされ、いざ、会場へ。今日は、風が気持ちいい。ん、いや、少し寒かった。体操をしていたら、けっこうな風が吹いてきた、もう秋の風の気配。確かに、立秋を過ぎた。まだまだ、日中は30度を越える真夏日が続くし、太陽光線は限りなく熱い。しかし、朝、晩は意外と涼しくなっている。暑い暑いと言いながら、もうすぐお盆だ。今年も、あっという間にお盆を迎える。
そして、お盆が過ぎると、またまたあっという間に年末が来る。月日の経つのは本当に早い。出来るだけ、後悔しない毎日を過ごしていきたい。

2004年8月 9日

「キャンプとバーベキュー」

今年の4月。友人の家族と河川敷でバーベキューを行った。仕事や展示会で、あまりにも家にいないため、たまの家族サービスとして声をかけて行った。しかし、それがあまりにも楽しかったため、またやろうと言うことになり、昨日、行ってきた。
4家族は、保育園からの知り合い同士。奥さん方は、やけに気が合う。旦那さんは、飲むだけだが、奥さんたちはおしゃべりが止まらない。さすがだ。桑原家は、最初のバーベキューの体験で、今度はキャンプに行こうということになり、テントから色々と揃え、少し前、初めてのキャンプを成功させた。子供たちは、初めて外で寝ることに少しの不安があったらしいが、そこは子供順応が早い。帰る頃には、もう一回行こう。となる。でも、準備と後片付けは大変。それでも、外で飲むビールの味につられ、また行こうと約束した。

2004年8月 6日

「突然の訪問」

午前中、お客様の古い桐たんすを預かりに行って帰ってきたら、一組のお客様がみえた。弟が接客してくれたが、少し経って、「ちょっと」と呼ばれた。関西からはるばる来られた、家具店を経営する親子だった。お話を聞くと、雑誌で桐の蔵の桐チェストを見て、是非、一度見てみたいとのことで、来られたのだった。最近は少なくなったが、少し前までは、こんな方が多かった。家具の小売店や、通販会社、大手住宅メーカー、中国地方の有名百貨店からもオファーがあった。その度に、丁寧にお断りしてきた。今、家具小売店はどこにもない、個性的な商品を探し、お店に置く傾向にあるどこに行っても、ある商品では、価格競争になってしまうからである。その点、私たちの桐チェストシリーズは、桐の蔵でしか作っていないし、多くの雑誌やテレビ、新聞でも紹介された個性的な作品である。(少し、手前味噌になってしまったが)今は、ホームページで大方、情報が入手できる時代。
私たちのところにも、「これは同業者だな」というメールや問い合わせがけっこうある。そうでなくても、この日記や、展示会情報のページを見ている同業者は多い。それも、地元の同業者が見ている。見ていただく事は何も、問題はないのだが、デザインを真似するのだけはやめていただきたい。これは私たちの命である。
商品のデザイン、そして商品カタログは私たちが、必死に頭と体に汗をかいて作り上げた財産である。私たちの桐チェストシリーズは、今のところ、「自分達で作ったものは、自分たちで売っていこう」との考えで、卸はしていない。生意気に聞こえたら申し訳ないのですが、今までの桐たんすの流通に一部疑問を感じていたから、この作品に関しては製造直販と決めたのでした。今日、来ていただいたお客様は、本当に遠方から経費を使って来ていただき申し訳ないのですが、今のところは、私たちの目の届く販売方法で行こうと考えております。どうか、ご了承いただければ幸いです。また、毎日、多くのメールや問い合わせをいただくお客様も、どうか、私たちのものづくりの姿勢をご理解いただければ幸いです。

2004年8月 3日

「夏忘れ」

先週末の金曜日、職人さん達と「夏忘れ」を行った。ここのところ、新潟は連日36℃を越す、真夏日が続き、工房の温度計は、40度を超える日が続いている。こんな気温の中では、体力が持たない。そこで、夏忘れだ。今回は、少し気合を入れて、ある人気店で行った。ビールは何と、「エビスビール」料理も、絶品うまかった。
毎日、発泡酒しか飲んでいない私にとっては、久しぶりに苦味のあるビールだった。その日も、本当に暑かったので、みんなで飲んだ、飲んだ。生ビールをピッチャーでぐいぐいだ。そんな中、川崎さんと、私の父は熱燗。
これが、新潟の職人である。最初は生ビールだが、すぐに熱燗になる。
特別、今日だけではなく、いつもそうだ。よく、暑いときは熱いものをというが、それをそのままいっている。職人の川崎さんは、休憩の時のお茶は、40度あっても熱いお茶だ。これは、すごい。いつものことだが、私は飲むとすぐに眠くなるので、お先に帰ったが、みんなは、何時まで飲んでいたんだろう。職人さんと一緒に飲むと、体が持たないくらいすごい。私はさすがに次の日は、少し二日酔いだった。

2004年8月 2日

「新潟VSバレンシア」

週末の日曜日、新潟のサッカークラブ「アルビレックス新潟とスペインの最強クラブ「ベレンシアCF]との試合を新潟スタジアムで見てきた。さすがにスペインリーグ優勝、そして欧州クラブ選手権優勝のチーム。かっこいい。新潟スタジアムは満員。
我々のチケットもホーム側ではなく、アウェイ側だったにもかかわらず、新潟ファンが多かった。長男のいさみと今年、2回目の観戦。サッカーを習っているにもかかわらず。テレビのサッカーはあまり見ないが、スタジアムでは別。いろいろと聞いてくる。私はビールと、かみさんが作ってくれたおつまみ。そして大声での喚声。
試合は何と、アルビレックス新潟の勝利。それも5対2。欧州チャンピオン相手に上出来だ。新潟のファンは大喜びだった。監督でさえも合格をつけていたくらい。
こんな試合、今度、新潟で見られるのはいつになるんだろう。この週末はスペインのクラブが日本に来て試合を行っていた。毎年、こんな豪華な試合が見れるといい。そう思ってるのは、私だけではないと思う。私達の後ろの席は、現役高校生のサッカークラブの学生だった。制服を着て、クラブ帰りに来たのだろう。
喚声(やじ)が面白くて、笑った。高校生はいい。元気だから。久しぶりに、楽しい週末だった。