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「水に浸かった桐たんす」

今回の新潟県内の水害では、本当にたくさんの家庭が床上浸水に遭った。先週末、まだ雨が降り止まない日、7年前に桐たんすをお求めいただいた。お客様が、水に浸かった桐たんすを持ち込んでこられた。運良く、浸水する前に引き出しを抜いてくれたので助かったが、桐タンスはびしょびしょ、水が滴り落ちていた。
裏板は盛り上がり、留めは切れていた。重症だ。とりあえず、乾燥させなくては仕事にならない。この感じだと数ヶ月は乾燥させなくてはいけないかも。そして今日、被害の大きい隣の三条市のお客様から電話。桐たんすの引出しが水に浸かって開かないという。様子を見に、伺わせていただくが、街中は、水に浸かった家財道具の山だ。車も、緊急車両優先。ほとんどがまだ、通行止めだ。家財道具の山を抜けてお客様の家へ。2本あった桐タンスは、床上、約40cmが水に浸かっていた。当然ながら、引出しは開かない。相当、桐は水を吸っているはずだ。このたんすも、水をすって膨張した桐は留めやホゾが壊れていた。様子を見て、預かりに来ますと伝える。桐たんす以外のたんすもあったが、これはもう修復は不可能だろう。
総桐だから、乾燥させてから修復できるのだ。こんなひどい災害に遭っても、総桐の桐タンスは再生できるのだ。

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2004年7月20日 20:45に投稿されたエントリーのページです。

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