日々の生活

伝統工芸士に認定されました。

伝統工芸士
昨日、伝統工芸士の認定授与式が行われ、私、「鈴木進」は
正式に伝統工芸士に任命されました。
昨年末に、約7年ぶりに加茂桐たんすの伝統工芸士の試験がおこなわれ
10名の職人が受験いたしました。
試験科目は、実技試験と筆記試験。
学生時代以来の試験に、ほどよい緊張感を覚えながら
受験させていただきました。
見事に合格させていただきましたが、伝統工芸士の名に
甘んじる事なく、これからがスタートだ。と気持ちを引き締め
日々、精進していきたいと思います。
今後とも宜しくお願いします。

加茂桐たんす展とNHKの取材

ブログでもお伝えしましたが、加茂桐たんす展 開催中です。
今週末の5日までやっておりますので、ぜひ足をお運び下さい。
昨日の3日は、「女の子の桐たんす製作体験」と言うイベントをやりまして
職人さんと2人ペアになって、引き出し2段の小さい箪笥を一緒に製作し、
プレゼントと言うものなのですが、
さすがに無料プレゼントと言う事で、応募総数168人!
見事、6人の方が選ばれ、一緒に桐たんすを作りました。
がんばる1
がんばる2
NHK大西蘭キャスター
取材に訪れた、NHK新潟のキャスター「大西蘭」さんも挑戦!
無事に完成いたしました。
記念撮影
最後に、みんなで記念撮影。
お疲れ様でした。

桐たんすの修理 お客様の声

桐たんすの修理 再生を当社にてさせていただいた
愛知県の渡辺様から、嬉しいお客様の声が届きました。

たった今箪笥が到着しました。
ヤマトの方は新品と思われていました。
私も知らなかったら新品と思ったでしょう。
想像以上に美しく丁寧に仕上げられていて感激しました。
上部飾り部分も曲がっていたのもきれいにして頂け、
下箪笥部分の取手も、私の意をきっと汲んでくださって
元のものに似てしかも上品でとても気に入りました。
中と裏を見て初めて昔のものに手を入れたものだとわかります。
早く母に見せたいし、祖母からの着物たちもきっと
喜んでくれると思います。
お願いして本当に良かったです。
心から御礼申し上げます。
本当にありがとうございます。

届けたヤマトの人達でさえ、古い桐たんすとは気づかなかったと・・・・。
なんて嬉しいお言葉。
お客様からのお褒めの言葉は社員一同、やる気がでて励みになります。
当社は新しい桐たんすを製造・販売することだけでなく
古くなって、壊れた桐たんすの修理もいたします。
もちろん修理は自社にて行います。
最近では、いろいろな業者さんがありますが、
家のリフォームと同じで、いい加減な業者さんもいるようです。
安くやってもらえるのは、いい事ですが、しっかりとした業者さんをえらんで欲しいと
思います。
あなたの家の桐たんす、修理 再生してみませんか?
思っている以上に、きれいになりますよ。
詳しくは 桐たんす 修理・再生・リフォーム

LIFE

mi.jpg
ちょっと話ますね。
私のつたない文章力で、うまく伝わるかわかりませんが・・・。
東京の日本橋での展示会で私が担当させていただいたA様。
最初の印象は、こんな事を言っては申し訳ないが
「とても暗い人だなぁ」
という感じだった。
年齢は、おそらく40歳台の後半。身なりは、とても品がよく
容姿もきれいな方でした。
ただ顔色が悪く、私が何を話しても、小さな声で
「はい・・。」や「そうですか・・・」
と答えるだけだった。
私は、どこか具合が悪いのかな?と思ったりもしたが、そうでもなさそう・・・。
とにかく暗い。
展示会もいろんな所でやっていると、さまざまなお客様がいらっしゃいますので
あまり詮索せず、説明を続けた。
A様はあるチェストが気になるらしく、その前でずっと考えている。
やっぱり具合が悪いかも?と思い椅子を勧めて座りながら考えてもらった。
ただ休んでいるのか?考えているのかわからない???
変わった人だなぁと思い、再度、話しかける。
そのチェストは引き出し3段の小ぶりなチェスト。
上に物を置いたりしても、ちょうどいい高さだ。
意を決したかのように、A様は購入。
契約書を書いてもらっている時に、A様は話し始めた。
「私、引きこもりなの・・・」
「このチェストの上に仏壇を置くの・・・・主人の・・・」
「主人に一人娘の花嫁姿をみせたくて、強引に式も早めてもらったの。」
「最近は全然、外にも出ないし、しゃべったりもしない。昨日なんでコンビニに一回いっただけ」
「今日だって、外に出たくなかったけど、無理して出ての。そして偶然この展示会に寄ってみたの」
このお話を聞いた時、なぜ暗かったのかわかりました。
情けないですが、なんと話してよいかわかりませんでした。
そして、A様を怪しい人だなと思った自分が嫌になりました。
先日、そのA様から、チェストが届いたとの電話があったのですが、
その電話に出たとき、私はA様とは、気づきませんでした。
なぜって、声が、弾むように明るく、笑っているようだったから・・・。
A様は、本当にチェストが気に入ったらしく笑うように私に、
「ありがとう、ありがとう」と何回も言った。
そしてあまりに嬉しくて友達を呼んで見せたら友達も喜んでくれ
「あなたの笑った顔、久しぶりに見たわ。よかったね。」
と言われたと少し恥ずかしそうに私に言った。
ひとつのチェストが、A様の人生を変えたとは思いませんが、
なにかのキッカケは与えたのかな?と思い、電話を切った後も
しばらく胸が熱くなっていました。
う〜ん、うまく伝えられないです・・・。
もっと頭がよかったらな・・・。

ふぅ〜・・・。うれしい悲鳴。

61.jpg
今日は、待ちに待った大阪・毎日放送の「ちちんぷいぷい」の放送日でございます。
以前のブログにも書いたんですが、本来ならば一週間前の放送予定でしたが、秋篠宮紀子様の御親王様が誕生し、特番が組まれ、、一週間延び延びになったのです。
で、昨日は確実に放送。
時間は、5時頃からって言われていたが・・・。
はい、それは突然やってきました。
「プルルル・プルルル。」電話が鳴った。
それも、次から次へと・・・・・だ。
工場で待機していたのは、私と兄の2人。
電話の回線は2回線しかありません。
電話を終え、受話器を置くとまた電話が鳴る。
それを、どれくらい続けたのだろうか?。
「繋がらなくて・・・・。」と何人ものお客様に言われた。
ホント、申し訳ありませんでした。
すごいですね!「ちちんぷいぷい」
新潟では放送されていないから、その番組が、
どれくらいすごいのか、全く知らない。「新潟一番」みたいな感じでしょうか?(ローカルネタ)
9時過ぎに少し落ち着き、ふとメールを見てみると・・・・・。
ありがとうございます。
今日から「米びつやの男」と生きていきます(笑)

オーダー米びつ

先日、東京の某大手豆腐会社からお電話があり
特注で「米びつ」の注文を頂いた。
注文内容は
「米びつの前面を透明の板にして中のお米が見えるように」
とのこと。
「ん〜面倒ですね〜」とは言いません。
むしろ血がさわぎます。
で完成品はこちら
30.jpg
前面の透明部分は3mmのアクリル板でつくりました。
かなりの個数の注文で、しかも納期も短かったので
かなり焦りましたが無事、納品できました(汗)
ど〜でしょう?なかなかいいでしょ?